サキさんの介護日記     (若年性認知症の妻との記憶)

若年性認知症の妻。今までの介護の記憶と、現在の様子を気分のままに書いていきます。

マイナンバー制度

2015年10月01日 22時10分56秒 | 私の日記
マイナンバー制度(正式名称は知らない)がいよいよ実施される。以前「国民総背番号制」という法律が、国民の総反対にあって廃案になった覚えがあるのだが。いつの間にか、同じようなものが知らぬ間に出来てしまっている。(多分、私が気にしていなかっただけなのだろうが)役所の都合だけで出来た気がする。本当に国民のためになるのか疑問もある。情報の漏えいも本当に心配だ。

 せっかく個人の情報を管理するのなら、介護、医療の分野でも生かしてほしい。日本にある助成制度は、そのほとんどが申告制である。申告をいちいちしなくても、障害年金、障害手帳など行政側から案内してもらえないかな。各種の申請、登録、事務手続きに、毎度平日の昼間に、会社を抜けて出かけなくてはいけない。それに、これだけ申請に行っているのだから、こちらの状況、様子も少しはわかるだろうに。同じ窓口に行っても、担当者が違うとまた一から説明しなくてはいけない。ましてや、違う部署ならなおさらだ。施設でもそうだ。場所が変わるたびに、また一から説明。そういったものを一つにまとめて、引き継いだり、共有したりできないかな。以前の病院で検査した内容も、別の病院で検査した内容も、同じサキさんのデータなのだから、サキさんのものとして一元化できないかな。そうすれば、もっともっとサキさんの治療に役立ったはずだ。水頭症の検査にワザワザ大学病院に行かなくても、今までの検査結果を十分に吟味すればわかったはずだ。実際、大学病院の先生は、以前のCT、PET等の検査資料をパッと見ただけで、水頭症ではない と即断した。

個人情報なので扱いは難しいと思いますが、いろいろな機関がサキさんの情報を共有し、サキさんにあった援助を、医療を、介護を考えていける状況になればよいと思います。

ただ、税金、年金等を徴収するためだけのものにならないように、国が国民の財産を管理するだけのものにならないように、介護、医療の分野に有効に生かしていけるように、活用してください


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