昨日は都営新宿線でホームに転落しかけた男性が電車と接触し、跳ね飛ばされた勢いで他の男性二人にも衝突して三人とも救急車で搬送されるという事故があったようだ。

不幸中の幸いというか、三人とも命には別状はないというが、そもそも原因となった男性がなぜホームに転落しかけたのか。歩きスマホとか、酩酊状態だったとか、様々な理由がありそうだが、仮に責めに帰すべき過失があれば、鉄道会社から損害賠償請求される可能性も出てくる。

ちょっとした過ちが深刻な事態へと転落していく、そんな日常生活の陥穽というか、罠のようなものは実は多くの存在するのだということ改めて感じさせられる話である。

先だってNHKの「ためしてガッテン」でも自動車運転の危険性について特集していた。
高速道路のように同じ光景をずっと眺めていると催眠状態に陥り、スピード感覚や平衡感覚を見誤り追突事故などが起きやすくなるという。

また、アクセルとブレーキの踏み間違えや高速道路の逆走などは高齢者に特徴的な現象というステレオタイプが出来ているが、一番多いのは若い世代である。

最近では逆走防止に効果的な路面標示により少しずつ逆走事故が減少しているようであるが、完全に防ぐ事の出来る手立てはいまだ完成していないのが現状である。

それからアクセルとブレーキの踏み間違え事故は運転中に携帯電話が鳴るなど注意をそらせる出来事が起きると注意力が低下して起きやすくなるのだそうだ。

とくに踏み間違えは発進時に起きているそうなので、運転操作に意識を集中させ慎重に発進するよう心がけることが大切だという。

ともあれ、日常生活における厄災を少しでも減らすためには日頃から注意力を保ち、みずからによって引き起こしかねないリスクを減らしていく事を意識付けていく習慣が大切なのだと感じた次第である。

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撮影地  東京都千代田区紀尾井町界隈