何気無く大切な一日が、かけがえ無く今日も過ぎてゆく 高橋忠史・多系統萎縮症と生きる・唄い屋。

難病の多系統萎縮症に侵されても音楽を諦めない男のライヴ報告や日々の思い・命のメッセージ

頑張れ!左手

2015年08月30日 21時29分01秒 | Weblog
手のひらの小指の付け根から下の赤くなった部分がしびれている。
小指は綿を詰めたような不快感を伴ってしびれている。

典子さんと夕食を食べた後、以前は僕が食器を洗っていたのだが、左手の握力が極端に落ちて何度も食器を落とすのを見て危なっかしく思ったのだろう、今は典子さんが洗ってくれている。

一人で昼御飯を食べている時、左手で持っていた茶碗が落ちそうになったので、あわてて握り直そうとしたが、まったく力が入らなくて、その手が震えて、テーブルの上にひっくり返してしまった。
足も思い通りに動いてくれないが、左手は感触さえわからなくなりはじめている。

感触や感覚が薄れてきているので、顔を洗う時にうまく動いてくれないので大変だ。
小指はほとんど感覚が無いので、気を許していると鼻の穴に入って鼻の粘膜を傷つけてしまう。

どんどん思い通りに動かなくなってくる身体。
そして出来ない事が増えてくる。
いずれは寝たきりになってしまうが、不自由であってもまだ動く。
出来ない事が増えているが、出来ることはまだたくさんある。
出来ない事を嘆いて生きるより、出来る事を探し続けて生きていこう。


2ミックスの音が、半端でなくグレードアップしている。
弾き語りとは思えない重圧感が出てきた。
「摩天楼の夢」「忘れないで欲しい」などは、ギター一本なのに、まるでプログレシブロックのような重圧感が出せた。
ギターが弾けなくなったので、よけいに思うのかも知れないが、一曲の間にカッティングが目まぐるしく変化していく高橋忠史のカッティングギターテクニックは凄い。
自画自賛だけどほんとに凄い。
だから、奥深い音像空間の中で、ギター一本のサウンドなのにプログレシブロックの重圧さをかもしだしているのだろう。

左手は動き辛くなってきたが、頭の中は音楽のアイデアが溢れんばかりに沸き上がってくる。
これから数日天気が悪そうだから、コンピューターと格闘だ!!。

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