メイおばさんの料理帖

「メイおばさんの宝箱」からはみ出してしまった料理や食べ物や食文化のお話を世界のいろいろな場所から楽しくお届けします。

エキゾチック&ロマンチックなフムス

2016-02-10 09:44:54 | レシピ
だいぶお馴染になってきた「フムス」ですが
一言で表すとすれば、ずばり「ひよこ豆のペースト」でしょうか。

ギリシャ、トルコ、イスラエル、レバノン、、、あたりの
南欧から中東方面のお料理ではすっかり定番の前菜ですよね。

もしも大雑把に算数で表せば
ひよこ豆 + 練り胡麻 + ガーリック + レモン汁 + オリーブオイル?

アメリカのスーパーでも、プラスチックの器に入ったフムスが見られます。
それだけ今はユニバーサル(笑)!

そうそう思い出しました。
何年か前に、家具付きアパートを借りて試験的なシアトル暮らしを始めた最初の日
右も左もわからぬメイおばさんに、友が袋にいっぱい当座の食料を届けてくれました。
その中にも「フムス」がありました。
ありがたかったです。

トルコでは、長逗留していたホテルのシェフが
キッチンでフムスの作り方を教えてくれました。
これもありがたかったです。

今はもうなくなってしまったワシントンのレバノン料理のお店では
メニューを選ぶ前にまず頼むのが白ワインとフムスでした。

そんな風に「フムス」の思い出はたくさんありますけれど
先日、お客様にお出ししたのは「フムス」は「フムス」でも
ひと味違った「フムス」です。

ニュージーランドのオークランドのレストランで出会ったフムスです。


さすが南半球の多文化の国!
南太平洋のココナッツ文化と、アジアのスイートチリソース文化を
みごとに取り入れたフムスでした。

スモークサーモンのペーストかしらと思ったぐらいに
うっすらピンク色をしています。

「おいしいですねえ。」とウェイターに言ったら
シェフが出てきて作り方を教えてくださいました。

「ココナッツとスイートチリソースを加えるんですよ。」

以来、メイおばさん、普通のフムスに飽きると、これを作っています。
そして勝手に「サウスシーフムス」と呼んでいます。
だって、「ニュージーランドフムス」よりもロマンチックなんですもの(笑)。


ひよこ豆(チックピー)、別の名をガルバンゾービーンズは戻すのに時間がかかりますから
急ぐ時のメイおばさんは缶詰を使います。
手抜きの割には美味しくできます。


用意するものは
・ひよこ豆 1カップ

・ココナッツクリームまたはココナッツミルク 1カップ
・白練り胡麻またはタヒニ 大匙3杯

・スイートチリソース 大匙1杯

・ガーリック 2片をおろしたもの
・パセリのみじん切り 大匙1杯
・小口ねぎ 1本のみじん切り
・レモン汁 大匙2杯
・オリーブオイル 大匙2杯
・塩 小匙半分

これを全部フードプロセッサーに入れて混ぜるだけ。

もちろん、お好みで擂鉢と擂粉木でゴリゴリでも(笑)。

中東のエキゾチックと、南太平洋のロマンチックが合わさったような
素敵なフムスです。


読んでくださってありがとうございました。
ランキングの方もどうぞよろしくお願い致します。
       ↓
       ↓


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。