メイおばさんの料理帖

「メイおばさんの宝箱」からはみ出してしまった料理や食べ物や食文化のお話を世界のいろいろな場所から楽しくお届けします。

籠弁当の魅力

2018-01-14 11:57:48 | 食文化

時は遡って昨年の花見どき

我が家でのお花見パーティーの1週間前に

友からこんなメールが全員に届きました。

 

「さて、お花見の会ですが、お弁当の件で提案です。

もし、お弁当を手配なさるようでしたら候補に入れてください。

お友達と文楽を見る時にいつも用意しているものですが、銀座松屋に三友居というお店があります。京都が本店の料理屋さんです。

その竹籠弁当(3780円)がお薦めです。

都内で二万円以上ですと配達もしてくれます。」

 

メイおばさんたら一瞬ギョッ。

え?たかがお弁当に3780円ですか~!!

 

とはいえ

みんなが「いいね」「いいね」「いいんじゃない?」などと言っている時に

ひとりで「あの~、ちょっとたかがお弁当に高すぎるんじゃありません?」

なんて言えやしませんよ(笑)。

 

そして届いたのがこの「お花見竹籠弁当」6個でした。

 目で見て、味わって、すぐに反省しましたよ。

「え?たかがお弁当に3780円ですか~!!」なんて思ったことに(笑)。

 

これ、たぶんお値段だけの価値はあります。

何がって、とにかく手が込んでいます。

丁寧に作られています。

とても上品なお味です。

さすがの京風お弁当。

蓋を開けるとふわ~と山椒と梅の香が漂います。

 

メイおばさん、一口味わうたびに手元の小さなノートに書いていきましたよ。

はい、だいぶ大雑把ですが(笑)。春のお弁当の中身はこんなものでした。

 

筍ご飯

かぼちゃ

さやえんどう

里芋

卵焼き

牛蒡の牛肉巻き

海老

湯葉

蕗の天ぷら

かまぼこ

蓬麩

桜の葉で包んだ小鯛寿司

鮭の山椒焼き

紅白なます

鯖と鰤の燻製

おたふく豆

かんぱちと鯵のお造り

 

いつものお仲間に新顔が加わって

今度は新年を祝う会。

あるいは籠弁当を食べる会(笑)。

飲み物なんて事前にこんなに届いちゃってみんなやる気満々です。

デザートも持ち寄り。

 

メイおばさん、相変わらずの粗忽もので

お花見の時のようにせっせと何かの裏に中味をかきとめたメモが

どうしても見つからないのですが(涙)

この際、「新春籠弁当」のお写真だけでもご覧になってくださいませ。

 

籠弁当、たまには清水の舞台から飛び降りたつもりで(これまた古い?)

みんなで楽しくいただくのもいいのですが

困ったことがないわけではありません。

 

もったいなくて捨てるに捨てられない籠がどんどんたまっていくのです。

スーツケースに詰め込んで

せっせとアメリカの家に運んでいますけれど

まだどんどんたまっていくのです。

 

「どうぞお持ち帰りになってくださいね。」

とお声掛けしても、やっぱりたまっていくのです。

これだけが見てよし、食べてよしの「籠弁当」の悩みです。

 

ちなみに、アメリカではこの籠を使って

お料理をお出しすると、とても喜ばれます。

どこで買ったの?なんて言われます。

 

おひとつお持ち帰りになります?

お花をさしてもいいですよねえ、などと言うと

え、いただいていいんですか、とばかりに客人の目が輝きます。

 

エキゾチックなんでしょうねえ、たぶん。

やっぱりまたスーツケースに入れて運びましょうかねえ。

それにしてもどこ行っちゃたのかしら、メイおばさんのなぐり書きメモ。

  

読んでくださってありがとうございました。
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