●前回の話 中華ママ伝説…27【豪邸】その1
中華ママは「ある告白」をし始めた。
中華ママ「この家に男の人を入れたの、オオヤで2人目だよ」
「はぁ?…」
中華ママ「一人目が誰か聞きたい?」
別に聞きたくもないが、目が聞いて欲しいと催促してる、長引かせると機嫌が悪くなるから聞いてやった。
「一人目誰?」
中華ママ「Aさんよ」
多分そーだと思った、Aさんというのはメロンおやじの事だ。
中華ママ「Aさんが私に親切にしてくれる理由を聞きたい?」
別に聞きたくもないが、中華ママの目が、聞いて欲しいと、さらに激しく要求してる
「何でA氏そんなに親切なのよ?」
中華ママ「アタシがAさんの初恋の相手に似てるんだって」
メロンおやじ…このCHINAおばはんを、くどくのに、よーそんな取って付けたよーな臭いセリフ吐いたなぁ…めっちゃキショイ
けど、それを喜ぶ中華ママ~、2人で好きにしてくれ
中華ママ「話戻すけど、この家に入れた男性はオオヤで2人目!それ以外の男性は家に入れたこと無い!」
それ、何かの自慢なのか?
そして、その時がいきなりやって来た!
なんと、急に玄関のドアが開いた!
リビングで話をしていた私と中華ママの目に、眩しい太陽の光が降り注ぐ…
と同時に、かなり暑い熱気と共に…
髪が半分白髪の初老の男性が入って来た
誰?この人?
あわてた中華ママが急遽、私を紹介する
中華ママ「この人は、お店のオオヤさん」
いつも付けないさん付けだ
相手に私を紹介したが、その逆はしなかったので、依然この人が誰だか不明
急な事態にどう対応したらいいか分からず、ドキドキしたが、とりあえず挨拶だけはした。
「こ、こんにちわ」
謎の男性「あっ、ど、どーもどーも…」
なぜか向こうもドキドキしている。
しかし、そのまま、スタスタと2階へ上がって行った。
私とメロンおやじ以外の男、家に入れた事ないのとちゃうんかい?
「もしかして、今の人が、元ダンナさん?」
中華ママ「違う」
じゃ、勝手に2階に上がって行ったあの人、いったい誰?
元夫の豪邸にタダで住み、一人暮らしなのに寝室に鍵を付けたいと言い、そして男性2人しか家に入ったことのないと言った尻から現れた正体不明の第三の男性…
謎が謎を呼ぶ中華ママの家…
…続く
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