ちょっと前だけど、日曜日にツィッターで、雑誌タイムの表紙が話題になった。





トランプの写真の後ろに、大きく「Liar in Chief (嘘つき司令官とでも言えばいいかなあ?)」の文字。

そして背後には、ロシアのプーチンの顔が浮かび上がっている。

アメリカでは大統領のことを、「Commander in Chief (最高司令官)」ともいうので、それにかけているのだろう。

(※これはオンライン上のもので、実際のタイム誌の表紙ではありません)

さて、このフェイクの表紙のすごいところは、アメリカの今の状態を見事に言い当てていること。

Liar in Chiefの後ろには、さらに小さく書かれている文字があり、それをつなげると、

「Americans begin facing the task of living under the Liar in Chief」

となる。

日本語にすると、「アメリカ人は、嘘つき司令官の元で生活するという課題に直面し始めている」という感じ。

そう、task(困難な課題)なんですよ。

オバマが大統領の頃には決してなかった課題。

今のアメリカの生活は、以前よりもずっとストレスフルになっていると感じるわけです。

ジョージ・W・ブッシュの時も、9/11やイラク侵攻などいろいろあって最悪の大統領だと思っていたけど、今になってみれば、あの頃が懐かしい。

で、どういうストレスがあるかというと・・・

トランプのような大統領の元で、アメリカの民主主義がどうなっていくのかという不安

ロシアが昨年の大統領選に関わっているのはかなり確実なのに、それを今のところ実証できず、トランプが大統領でいることのもどかしさ

ロシアや、中東、北朝鮮など世界中に火種をいくつも抱えているのに、信用できないトランプと、その取り巻きがアメリカで政権を握っている恐ろしさ

アメリカの分断が深まっていくことへの危惧


などなどなどなど。

ただの一アジア人である私でさえ、これだけ感じているのだから、イスラム教徒やヒスパニック、LGBTQなどのコミュニティーのストレスは計り知れない。

このままでは、アメリカ国民総鬱状態になってしまう!

そうなる前に何か決定的なことが見つかって、トランプが大統領職を追われる日を、辛抱強く待つのみなのです。