政権発足後、辞任や解任が相次ぐトランプ政権。
今度は秘書官ロブ・ポーターの、元妻2人へのドメスティック・バイオレンス(DV)疑惑が浮上した。
ロブ・ポーターは疑惑の内容を否定しながらも、7日に辞任。
トランプや大統領首席補佐官のジョン・ケリーは、彼のDVには言及せずに、かばうような発言をしていたものの、その後、目の周りに青アザのできた元妻の写真が公開され窮地に。
ロブ・ポーターと元妻コルビー・ホルダネス (AP/Colbie Holderness)
#MeTooムーブメントの最中でもあり、DVにはこれまで以上に世間から厳しい視線が注がれている。
ジョン・ケリーは、この事実を以前から知っていながら、更迭などの措置を怠ったのではないかと批判され、今度は彼の辞任説まで出てきた。
昨日は、ABCのテレビ番組にトランプの顧問、ケリーアン・コンウェイが出演し、ケリーの辞任否定に努めた。
さて、冒頭に書いたように、トランプ政権は、政権内スタッフの辞任、解任の多さで群を抜いている。
その数、この一年余りで、なんと37人。
これだけのスタッフが入れ替わっているのだ。
(Jonathan Ernst/Reuters)
例えばこの写真。
これは、2017年の7月に撮影されたものだが、大統領選対策マネジャーのコリー・ルワドンスキー(指差している人)以外の5人は、当時トランプ政権内にいた。
しかし、現在は誰も残っていない。
(ちなみに、左よりセバスチャン・ゴルカ、オマロサ・マニゴウルト、ロブ・ポーター、アンソニー・スカラムッチ)
(Reuters/File Photo)
また、昨年1月に撮影されたこの写真はどうだろう?
この中で、未だ政権内に残っているのは何人か、わかりますか?
答えは副大統領のマイク・ペンス(とトランプ)のみ。
(その他は、右よりマイケル・フリン、ショーン・スパイサー、スティーブ・バノン、レインス・プリーバス)
今後もこの辞任(&解任)劇は続くだろう。
なんとも、落ち着かないトランプ政権。
早くあと3年経つか、あるいはロシア疑惑の責任を取って、トランプ自身が大統領職を解かれてほしい。
(ところで、今日の午前、トランプ・ジュニアの妻バネッサが郵便物を開けたところ、毒物が入っていたようで、病院に搬送されたというニュースを見ました。
トランプ・ジュニアは好きではないけれど、家族がこんな目にあうのは、絶対にあってはならないことです)