つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

「つぶあん派」or 「こしあん派」?

2015年11月22日 06時44分49秒 | 日記
今回は、初めて【gooブログ「お題」投稿】に参加がてら、
我が町の美味しい和菓子について紹介したいと思う。

石川県…特に金沢は和菓子処として有名だ。
「前田利家」の入城以降、御用菓子が作られるようになり、
歴代藩主が茶の湯に関心が高く、その影響から茶菓子が発展。
また、浄土真宗が盛んな庶民の間でも、仏事に欠かせない菓子は、
季節、暮らしの節目に用いられ、菓子文化が定着してゆき今日に至る。

…とまあ、簡潔にまとめると、石川県の和菓子については、
概ね以上ような歴史的背景がある。
もっとも、最近は若年層の和菓子離れが進み、
憂慮した業界では様々な取り組みを行っているそうだが、
その消費量は、現在、全国的にみてもトップクラスである。

金沢と境を接する「津幡町」の現状も似ているのではないかと推察する。
統計的なデータはともかく、和菓子に接する機会は多い。
中でも個人的におススメしたいのが「千寿大福」だ。
 
シンプルなフォルム。
紅白のカラーも奇をてらっていない。
飽きが来ないスタンダードな美しさである。

『1口食して餅が広がり、2口食してあんが広がり、
 3口食して幸せになるお菓子です。
 万頭から新しいお祝い商品を昭和60年に発売後、
 変わらない味で親しまれている高倉のメイン商品です。
 白はこしあん、赤はつぶあんです。』
(※製造販売元「加賀藩たかくら(正式名:株式会社高倉製菓)」のHPより)

これが旨い!
拙ブログをご覧の方で、まだお試しじゃないなら一度お薦めしたい。
ネット通販もあり。商品名で検索すればヒットするだろう。

さて、ようやくお題である。
ズバリ「粒あん」に軍配を挙げたい。
漉しあんは、口当たりはよいのだがきめ細やかな分だけ没個性。
小豆の形が残る粒あんは、皮の舌触りが心地いい。
また、やはり皮に含まれる甘み以外の味わいが適度に存在を主張し、
小豆の藤紫が残り美しい。

最後の晩餐の〆は、コーヒーと「千寿大福・赤」にしたいと思っている。

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