つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

津幡短信vol.17

2016年05月03日 20時16分13秒 | 津幡短信。
自分の目で見た、津幡町に関するごく短いニュースの不定期通信。
今回は皐月らしい2本を投稿。 

【花と旗】

和歌のモチーフになった万葉の頃から、日本人はツツジを愛してきた。
江戸時代、町民文化が発達した寛文から元禄年間(1661年~1704年)には、
栽培が大流行。
多くの園芸品種が生み出され、今に至っている。
過去、拙ブログでも取り上げてきたが、ツツジは我が津幡町の「町の花」。
その為もあってか、各家庭や公園・施設などに用いられ、
ちょうどこの位の時期になると、可憐な姿を見せてくれる。
例えば、ハローワーク津幡の生垣。

花の白が陽光に映え、とても美しい。
…と、生垣の下あたり、鮮やかな赤紫色に目が留まる。

どうやら同じ樹のようだが、違った色の花が混ざるのかと不思議に思い、
周囲を注視してみると…。

二つの色が混在・同居した花弁も発見。

似ている。
今日の散歩中に見かけた何かに。
そうか!

日の丸だ。
ふむ、白と赤か…。
国民の祝日が続く数日間は、一号艇と三号艇で狙ってみるか?!


【空と川を泳ぐ】

津幡町の「実生(みおい)保育園」の裏には、
「総門川(そうもんがわ)」という細い水路がある。

ちょうど津幡川へ注ぐ辺りで歩を止め、
対岸の「弘願寺(ぐがんじ)」の甍を眺めていたら奇妙な水音が聞こえた。
チュパッ、チュパッ、チュパッ。
(?_?)
視線を川面へ落とすと、そこには数匹の鯉。
石垣に生えた苔や水草を食べていたのだ。

小さな個体は子供だろう。
彼らが家族なのか否かは判別できないが、どうやら群れらしい。

物音を立てないよう、そっと地面に座る。
水中を泳ぎ、遊ぶ様子を観察して楽しんだ後、
立ち上がった僕の目の前に、空を泳ぐ鯉がいた。


<津幡短信vol.17>

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 記録に視る記憶。 | トップ | May the force... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿