TNRの餌やりさんに尊敬と愛をこめて | 一般社団法人エイベットavetのブログ

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おはようございます!

エイベット ヤマモトです。

 

まずはお知らせ!

今日、2/22 朝8:00からのABCラジオ、必聴です!

↓↓↓

☆ ★ ☆ ★ ☆ ★

2018年2月22日(木曜日) 8時00分頃から20分程度

ABCラジオ(朝日放送ラジオ:AM1008kHz) 「おはようパーソナリティ道上洋三です」に、

エイベット理事長橋本知也獣医師が出演します!

http://abc1008.com/ohapaso/

☆ ★ ☆ ★ ☆ ★

 

ネコの生態、飼い方、野良猫、保護猫について、お話しされるそうですよ~!

ぜひぜひお聴きください!

 

 

 

さてさて、みなさん、

先日のエリコ先生のブログ記事、

もちろん読んでいただいてますよね?

殺処分ではのら猫は減りません

 外の猫さんは、殺処分では減らない
 不妊手術をして、元の地域に戻し、手術をした猫さんがよその地域へ行かないよう、
 餌やりをつづけながら管理していくことが大切。
 そうすれば外の猫さんたちは減っていく。

獣医師の先生から明言されると、活動をしている人にとっては、本当に心強いですよね!



私自身、TNRする場所の住人の方に、
 「次の春に産ませないために、不妊手術の必要があるんです。」
 「手術をするためには、確実に捕まえるために同じ時間にここにやってくるよう習慣づける必要があるんです。
  そのために毎日の餌やりが必要なんです」

...と、
そこまでは自信をもって説明できても、
 「放した後も、餌やりする必要があるんです」、
 「そうすれば数年後には絶対に減っていくんです」

ということまでは、なかなか自信をもって言うことができずにいました...。

TNRに効果があるという裏付けが欲しくてネットを検索していたのに、
逆に「TNRには効果がない」なんていう記事を読めば、

「そうなのかな...」と弱気になったり。

もちろん猫さんも生き物ですから、例外的な子もいるかもしれませんが、
でも、大多数の猫さんは理論どおりに動いてくれるはず。

TNRで外猫さんはきっと減っていく。

それを信じてやっていくしかないですね!



私の個人的な思いですが、「餌やり」って、本当に大変なことだと思うのです。

 



先日知り合った年配の餌やりさんがおっしゃったことが、
今でも耳から離れません。

「猫は本当にかわいいと思うし、
 猫が食べられなかったらかわいそうだと思うから、
 餌やりを休むことができない。
 でも、このまま旅行にも行けず、人生終わってしまうのかなぁって、
 なんだかさみしい気持ちになることもあるんです。」

その方はもう何十年も餌やりを続けておられるので、私など足元にも及びませんが、

実際、餌やりをしてみると、その気持ちを少しだけわかる気がしました。

「この生活、いつまで続くんだろう...」って、
思ってしまうこともありました。


餌やりさんにもいろんなやり方をする人がいますが、
TNR活動の一部としてしている人は、
決して、いわゆる「置きエサ」や「撒きエサ」はしない
はずです。

なぜなら、ごはんをあげることだけが目的ではなく、
いつも食べにくる子が来ているか、
食欲はあるか、変わった様子はないかなど、
観察することが目的だからです。

そういう餌やりをして、猫さんたちが食べ終わるのを待っていると
1か所少なくとも30分くらいはかかります。
のんびり食べる子がいたら、1時間以上猫さんの食事に付き合うこともあります。

猫さんが食べ終わるのを待っている間に、ウンチが見つかれば拾ったり、
マーキングしていればお水をかけたり、
たばこの吸い殻やごみを拾ったりする餌やりさんもいるでしょう。

そんな時、通り過ぎる人に横目で見られたり、
時には、感情的な苦情を言われることもあります。

餌やりさんが夜遅くに活動するのは、
猫さんが表れやすくて、

人気や車が少ないほうが猫さんが安全だという理由と同じくらいに、
人目につかないほうが、感情的な苦情に遭うことが少ないからだと思います。



餌やりさんには、寒い日も暑い日も、週末も平日もない。
雨の日も雪の日も、

そういう日だからこそ、むしろ猫さんにはごはんを食べさせたい。

本当は、たくさんの人がTNRに参加してくれて、

自分の敷地で餌やりと管理をしてくれる状況ができたら、
みんなで大変さを分担できるし、
猫さんも食いはぐれることが少なくなるし、
外猫さん用トイレを置けたり、

排泄物の片付けもできて、

良いことだらけなのになと思います。

餌やりさんに、もし、都合の悪い日や体調の悪い日に代わってくれる仲間がいて、
日替わりで餌やりができて、
安心して餌やりができる場所を貸してもらうことができたら、
本当に助かのになと思うのです。
一人きりではなく、数人で餌やり活動すれば、感情的な苦情も言われにくいかもしれません。

何か、よい仕組みができないものかと日々考えを巡らせますが、

今は、まず、「TNR」や「地域猫」、「さくら耳」を

猫に関心のない人にも知っていただくことが必要だなと思います。

 

今日の橋本知也獣医師のABCラジオの出演も、

そういう思いでお話しします。

ぜひ聴いてくださいね!

 


みなさん、

もし、TNRの餌やりさんを見かけたら、
ぜひ「毎日大変ですね」と声をかけて差し上げてください。
それだけで、餌やりさんはとってもホッとできて、

報われた気持ちになるはずです。

そういう、みなさんの理解と温かいまなざしが、

TNRの活動を支えて、

活動の効果が表れやすくなるはずなのです。

どうかどうか、よろしくお願いします。


そして、

今日もあなたを待っている猫さんたちのもとへ出かけていく餌やりさん、
どうか、カゼなどひかないように、

事故に気を付けて行ってきてくださいね。

なにより、TNRの餌やりさんの心が傷つけられることがありませんようにと、

願って応援しています。

 

 

 

 

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