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昨日のブログでは、生産性に至る経緯とその重要性について書かせていただきましたが、昨日の一昨日同様に多くの皆様に閲覧していただきました。そのおかげもありまして、人気ブロングランキングのインターンシップ部門で第一位(1/6時点)となりました!このカテゴリーの登録者が少ないとはいえ、何事も1位になれることは素晴らしいことだと考えております。皆様、ありがとうございます。

ということで、本日はインターンシップについてのブログを書かせていただきます。インターンシップは直訳すれば「職場体験」というのが一般的ですが、今日のインターンシップは目的や手段などが多様化し、一言で表現することはとても難しくなっています。未来電子さんの記事にもある通り、 長期や短期などの期間に加え、実践型やプロジェクト型などのコンテンツ別にも分かれています。実施する企業にとっても参加する学生とっても、少々ややこしいのが現状です。

とはいえ、実際にはインターンシップの参加学生数は年々上昇しており、学生からのニーズは文系理系共にかなり高まっていると言えます。 このような状況で望まれるインターンシップとはどんなインターンシップなのでしょうか?

私たちは、インターンシップの導入支援を様々な形で提供しています。コンテンツの代行という現場レベルの支援から実施日やコンテンツなどの戦略を支援する場合まで、企業のニーズによって対応すべき範囲が異なります。ただし、どのようなインターンシップにせよ大切にすべき点は統一しています。具体的には下記の項目です。

・参加対象者のニーズに応えるインターンシップ
・成果定義を明確にしたインターンシップ
・情報拡散がしやすいインターンシップ


上記の3点は、どのような場合においても大切にしています。むしろ、期間やコンテンツ以上に上記の視点が重要であると私たちは考えています。企業においてインターンシップは、時間や費用がかかる「投資」に該当しますので、もちろんなにかしらの成果につなげる必要はあります。また、インターンシップ本来の目的である職場体験という要素で得られるであろう価値もしっかりと提供しなければいけません。そのような部分をお客様企業とディスカッションを重ねながら、ベストな期間やコンテンツなどを決めていきます。

まず【参加対象者のニーズに応えるインターンシップ】について。前提として、インターンシップにおけるメインターゲットを明確にする必要があります。よく、誰でも参加OKというようなインターンシップがありますが、その手のインターンシップは学生がその企業でしか得られない価値がないと言っていると同義です。近年は大手を中心に選考などを行うインターンシップも増えているので、より具体的な対象定義はもはや必須と言えます。ビジネスおいて顧客を定義することは、普通に考えれば当たり前です。その上で、その対象が潜在的に抱えているニーズを発掘し、それらを解決するコンテンツを用意することがベストです。一例を挙げると、理系学生は院進学か就職かという選択で迷っている場合があるので、双方のメリットとデメリットを業界ベースで話すコンテンツを用意するなどです。

次に【成果定義を明確にしたインターンシップ】について。インターンシップにおける成果が曖昧なインターンシップは、むしろマイナスです。企業として何を得るために実施しているのかという部分を明確にしなければいけません。社会的信用というような大きな成果かもしれませんし、選考対象者の発掘というかなり具体的な成果かもしれません。いずれにせよ、ゴールが決まっているインターンシップは締りがあり、ストーリー性をつくることができます。インターンシップにおけるストーリー性は、参加学生の満足度を上げる上でも重要と言えます。

最後に【情報拡散がしやすいインターンシップ】について。話題となりやすいコンテンツをあえて用意することで、参加した学生が拡散(情報発信)してくれるケースがあります。特に認知度アップを図りたい企業にとって、この方法はかなり効果的と言えます。リスクとして、マイナスに発信される可能性もあるので注意は必要ですが、他者との差別化という意味でも話題性は重要です。私たちはアイスブレイクなどの最初の段階でゲームなどを行ってインパクトを与える方法などをお勧めしています。

いかがでしたでしょうか?これは企業向けのインターンシップにおける情報提供ですが、学生にとっても企業の意図を知っておくことは重要です。ぜひ、読んでいただいた皆さんがそれぞれの視点から参考にしていただければ幸いです。