道徳のない自民党とメディア / 「特撮国家」北朝鮮 | 高澤 一成 「真の哲学者とは」

高澤 一成 「真の哲学者とは」

■哲学・社会学・社会思想に基づく「社会衰退の克服論」
■成人道徳教育(啓蒙)の必要性と、道徳と自由の両立

道徳のない自民党とメディア / 「特撮国家」北朝鮮

■道徳のない自民党とメディア

 

(2017年4月26日 日本テレビ「every.」/4月20日 日本テレビ「ミヤネ屋」より)

 26日、今村復興大臣が「東北で、あっちの方だったから良かった」と発言して更迭させられた。
 哲学や道徳的な記事を書こうとしても、閣僚の非道徳的な言動による辞任が相次いでいるため、なかなか本題に入れない。

 無論、中川政務官の重婚など、一連のスキャンダル辞任を巡り、テレビでは「政治家の身体検査はどうなっているんだ?」という声が上がっているが、哲学や道徳の提言には十年来耳を貸さず、ウソ経歴で塗り固めたショーンKを全く何のチェックもせず「報道ステーション」などで長らくメインコメンテイターとして起用してきたのだから、マスコミの方こそチェック機能が全くなく、完全に目も当てられない。
 

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「日本のテレビの報道番組には道徳家よりも詐欺師の方が断然いい!」とでも言いたそう…。

もはやバカ過ぎて、「偏向」なんて次元じゃないんだ。

 

 今さら自民党をかばう気は毛頭ないが、セブンイレブンの社員が京王線で女子高校生の耳を舐めるなどして逮捕されるなど、一般社会での社会問題を見てもわかるように、道徳退廃とは、日本社会全体の問題であることを再認識してほしい。

 今村大臣の失言は到底許されず、彼を始めとする自民党には驕りがあって、「全く道徳がない」と言わざるを得ないが、ここぞとばかりに東北の被災者を味方につけて自己正当化し、今村大臣個人を過剰に吊るし上げるメディアの報道姿勢もまた愛がなく、完全に個人に対する憎しみを煽るものであり、攻撃的であり、非建設的であり、非道徳的であろう。

 

 東海テレビによる「怪しいお米セシウムさん」騒動は記憶に新しく、「メディア権力」こそが日本社会から長年道徳を排斥している事実を忘れてはならない。
 私が言いたいのは、道徳を教えられてこなかった今村氏のような団塊世代はゴロゴロいるし、そして今村復興大臣が失言したからと言って、「それを批判するメディアが正しい」とは全くならないということである。
 

4/27 追記

 日本は国家権力の弊害よりも、西部邁氏が指摘されるように、「道徳全否定・反日」の左翼系の偽善的なメディア権力の弊害の方が圧倒的に大きく、「道徳的価値観による社会の混沌状態(アノミー)」を引き起こして、自殺、児童虐待など、国民生活に甚大な影響を及ぼしている。



■道徳とは何か? 

 私は具体的な道徳について、自著にも多くを語っていないし、講演会や道徳教室を開くことも一時期考えたが、それもあまり効果がないと見ている。

 ―というのも、たとえば私の地元にはバイクで騒音を響かせて暴走する若者が激増しており、こういった若い男性にこそ来てもらいたいのだが、こういう人たちは今村復興大臣と同じで、道徳の必要性について全く関心がなく、自分たちが悪いなどとは露とも思っていないし、また若者の大半は、時間が経てば、まともな職に就いて更正する可能性も高く、つまり他の人からはほとんど何もすることができないのである。

 つまり道徳とは、いかに道徳的な知識だけを教えても、美輪明宏さんの言うように「本人の気づき」がすべてであり、当の本人に改心する気がなければどうしようもないという側面がある。

 これとは逆に、私の著書を買って頂いたり、講演会や道徳教室に来て下さる時点で、その方々には道徳的に問題がないように思えるためである。
 
 道徳を哲学的に語れば大変長くなるし、語るべきではないが、今の時点で一つだけ言わせて頂ければ、「真の道徳家とは、死人であり死体である。」

 それはつまり「道徳的ではない人」とは、「自己本位的な人」であり、道徳を突き詰めて行けば、人畜無害な植物のような、死体のような人となってしまうためである。
(無論、「相対善」、つまり親切や慈善を行って徳を積む人こそ「積極的な道徳家」とも言えなくもないが、それを意識すれば利己的であるし、あるいは善を為す相手によっては必ずしも善ではなく、さらに「相対善」とは、目的化されてすることではなく、個人の人生の自由な領域に入る)

 逆に言うなら、「人間が生きる」ということは「おおよそ非道徳的なことの中の範ちゅう」である
 

 ただ、それによって、「社会によって襲撃されて(ヘーゲル)」人生を台無しにしないために、その個々人のために、あるいは迷惑や被害を被る人たち、社会のために道徳の必要性を私は訴えているのである。

 また若者とは、非道徳的であるがゆえに、排他的に友達を選び、恋人を選び、結婚して、そこそこ人に迷惑をかけながらも、社会に貢献しつつ、その人生を送っていく。
 また若者とは、私に関して言えば、知識が乏しく、わびさびを知らず、弱者に対する憐れみの心を持たず、エネルギーがあり、好奇心旺盛、血気盛んで、誰とでも交流を持とうとする「非道徳的な生」である。

 だが、その人生が他人に対して取り返しのつかないことにならないよう、社会的なアドバイスをするのが哲学的な道徳教育の姿勢であり、万人に共通しない具体的な徳目を強いることは、個人の人生に踏み入るだけではなく、道徳そのものを陳腐化させるだけである。

 道徳哲学を延々突き詰めれば、特に老子とヘーゲルが、たいそう面白い、反語的な真理を多く唱えていて、非常に面白いものである。

 無論、キリストの愛と赦(ゆる)しが私の中では一番大きい。
 道徳のない人たちを愛し、赦(ゆる)すことである。
 しかし、そういった宗教倫理の欠落と無思想こそが、戦後の日本人を醜くしていると言わざるを得ない。   
 

■腹立たしさが止まらない閣僚と知識人

 また、曽野綾子さんを攻撃する小林よしのり氏を始めとする哲学を何も知らない人たちによる、道徳を著しく欠いた、自己正当化の言論を展開している知識人に対する怒りは尽きることがない。

 小林よしのり氏や世襲政治家の批判で、前回の記事でアクセス数が著しく減少してしまったが、私は後悔することがないし、現にその後で、不倫・重婚疑惑による中川俊直政務官の醜聞辞任があった。

 皆さんに申し上げておきたいのは、「世襲はダメだ」というプラトンやルソーの真理を私個人が勝手に変えることはできない。
 ただ、石破茂氏のように、「世襲」という肩書きが前面に出ず、「防衛通」が全面に出るような、研鑽を重ねた実力のある政治家を私は世襲政治家とはみなしていない。
 

 つまり中川俊直のように「世襲」というだけで優遇される自民党の人事、人選の因習・悪習を批判しているのだ。

 4/27 追記  

 無論、中川俊直を選んだ広島の有権者の責任も「大」である。ヒトラーに投票した当時のドイツ人に全く責任がないということにはならないように。もし私が有権者なら、世襲政治家であれば、よほどの弁護士か官僚でもない限り、滅多に投票しないが、秘書やマスコミ職をかじった程度の世襲政治家を臆面もなく続々と送り出してくる地方の人はことさら「世襲ブランド」に弱い。だが米国の外圧によるTPPや全農解体で農業をぶっ壊そうとしているのはその「世襲」自民であり、それによって先の新潟知事選で自民が大敗したことも留意されてほしい。

 

 また、私が自民党批判を繰り返しても、二階俊博幹事長のような「バランサー」は政治の世界には必要である。
 そして、伊吹文明のような現実主義的な政治家も必要である。

 正直、安倍首相は、道徳的な人であり、小林よしのり氏のように全否定する気は毛頭ないが、「緊縮財政による日本経済の失速とデフレ脱却の失敗」、「世界的に見直す傾向にあるグローバリズムへの固執」、「TPP推進」、「移民政策推進」、「年金の海外株式市場の運用」、「日韓合意」、「北方領土問題後退」、「ポピュリズム人事」に、「相次ぐ閣僚の失言、辞任」…と、政治家の器ではなく、アリストテレスのように両者の政策に耳を傾けても、三橋貴明がすべてにおいて勝っており、優れており、かつ日本の国益になるが、自民党を立て直すには、一度自民から立候補した三橋貴明氏の再起用と、石破・二階・伊吹といった大物政治家の助力・後ろ盾が必要だろう。

4/28 追記

 広島県民は何より「週刊新潮」に感謝しなければならない…。
 新潮がスッパ抜かなければ、あんなもんが日本の首相になる可能性大だったんだから…。
 自称「未来のホープ」で、安倍晋太郎を敬愛する、がん闘病の妻を配慮しない、ハワイ重婚かつ前川恵議員始めたくさんの愛人がいて、「700万円の政治資金が使途不明」の男が…。
 その上で「TPP推進」、「全農解体」で地方のインフラを完全にぶっ壊そうとしていたわけだから…。
 軽犯罪者の方がまだかわいげがあるというか…。
 ただ、中川俊直の奥さんは敬服に値する。

 バカ夫を立て、子どもを育て、がんと闘い…。彼女の爪の垢を煎じて昭恵夫人に飲ませたいくらい。
 理想を言えば、こういう真面目な女性こそ安倍首相と結婚するべきであって、「日本のファーストレディー」にふさわしく、逆に布袋寅泰と夜遊びして、高岡早紀に近い昭恵夫人はむしろ中川俊直(しゅんちょく)にこそ釣り合いそうだが…。

 中川俊直、安倍昭恵、そして「路チュー」の故中川昭一の奥さん(自民党の議員)…。

 三原じゅん子も丸川珠代もいるし…。

 もはや政治政党というよりも、「合コン」政党であり、ただ単に男と女で遊びたいだけなんですかね。

 なんだか時代錯誤で、紫式部の「源氏物語」の世界だな。世襲の貴族も多いし。

 「光源氏・俊直(しゅんちょく)さま、ハワイでハネムーン」ってか。

 国民の税金使って安倍チルドレン、二回生議員が何やってんだか。段々安倍首相も二階さんもかわいそうになってきた…。「嗚呼、日本には道徳がない!」

 こんなバカな人たちに踊らされても、ハシゴ外されて籠池さんみたいになるだけだな…。

■「特撮国家」北朝鮮と、ポイント稼ぎのトランプ

 上念司氏は「中国が北朝鮮との交渉に当たったが逆に怒らせてしまった」と言い、三橋貴明氏は「そもそも習近平は、北朝鮮と隣接する「北部戦区」という地域をコントロールできない」と言う。

 ぶっちゃけて言えば、北朝鮮、中国、ロシア、アメリカと、すべての国の内政問題、経済問題がうまく行っていない中での軍事的な余剰エネルギーが日本海に炸裂しつつある
 これは哲学者バタイユが広島・長崎原爆投下について説いていたようなことである。

 トランプが選挙期間中に言い続けていたような、貿易やメキシコの壁も、今ではトーンダウンし、トーンダウンどころか、オバマケアの代替法案も同志である共和党に潰されたし、クルーグマンによれば、貿易政策は「中身のないハンバーガー」と言われるように全く空っぽであり、うまく行っていないという。

 また、「オバマは何もできない」、「核を減らしていないとバカにする橋下徹氏、東国原英夫氏などのコメンテイターもいるが、彼らはアメリカそのものが「戦争」という需要を必要とする巨大な軍産複合体であり、実質、そのような企業の影響下にあることを考慮に入れていないし、アメリカ以上の核保有国であり、アメリカに敵対的なロシアの存在も全く考慮に入れていない。

 そして改めて全国ネットのテレビで熱心にトランプを支持した橋下徹、東国原氏に言いたいが、クルーグマンの言うように、トランプはNAFTAについて全く何も知らず、「ひどく不公平だ」とした貿易協定がそれほど不公平ではないことに気づき、何をすればよいかわからない状態となって、医療保険制度も「こんなに複雑だなんて」と泣き言を言うばかりで全く何もできていない。

 


(2017年 4月14日 朝日新聞より)

 

4/27 追記

 もし仮に橋下氏や東国原氏といった、TPPのことすら知らない無知・無思想の徒が、アメリカの世論を考えればほとんど不可能に近い「大統領の広島訪問」を強行して、政治家の「道徳」の必要性について言及したオバマについて、式典に参加された広島で被爆された方の気持ちに配慮せず、「あいつは核を減らさなかったから何もできない偽善者だ」と、臆面もなくテレビで我鳴ったように、もしオバマが本当にアメリカの核をなくしたなら、物理的に日本を守る核の傘がなくなって、米ロのパワーバランスが崩れて、アメリカの最前線基地である日本がロシアに占領されて、ロシアの皇帝が処刑されたように、天皇が処刑されるだけだ。

 その期に及んで、つまりは「道徳そのものを否定したいだけ」の、恩知らずで下賤な橋下や東国原の徒は一体どんな面をして日本にいられるのだろう? 彼らの言っていることすべてが全く社会背景を考慮しておらず(橋下の「風俗発言」のように)、矛盾であり、軽薄であり、無思想であって、ただ単に自己正当化したいだけの姑息な「小銭稼ぎ」の悪しきコメンテイターのものだ。小林よしのりも含めて、こんな恥知らずで世間知らずの人たちばかりしか日本のテレビには跋扈(ばっこ)していないのである


 不動産王で雇用のことしか頭になかったトランプがなぜ「アメリカ・ファースト」とは全く関係ない、資源もない北朝鮮に今どき固執したのかは誰もが想像できなかったが、相次ぐ失政と支持率の低下を挽回して批判の矛先をかわし、強いアメリカを印象づけるために北朝鮮と対峙する他なかったと思うし、シリアによる一般国民に対するサリン・化学兵器使用が、彼の眠れる道徳心に火をつけたのは間違いないようだ(橋下徹氏は「政治家には道徳はいらない」と言ってトランプを応援していたが、トランプ政権で全面に出ているのは道徳だけのようである…。少なくとも現地のクルーグマンはそう見ている)。

 ―と言って、北朝鮮のキム・ジョンウンは自分の兄貴を殺しただけであり、アメリカに対しては挑発しているだけであって、シリアのようには無差別に自国民にサリンを使っているわけでもなく、米空母カール・ビンソンを「巨大な変態動物だ」と挑発的な面白ニュースを流すだけで、それはまぁ、表現の自由(?)であり、軍事的には何もできずにいる。
 無論、いずれ核実験によってレッドラインを越えるのは確実だが、当分ないかもしれない。

 私は以前、「北朝鮮がミサイルを打ってくる」と言っていたのは、キム・ジョンウンがまともな判断ができず、また側近も粛清を恐れて、正しい情報を上げて彼を諫めることなどできないと考えたためである。
 つまりは北朝鮮は国家というよりも、90年代のオウム真理教状態。
 内輪だけでマニアックに盛り上がって、外の世界に甚大な被害を及ぼした地下鉄サリン事件のように
 (奇遇にもオウムもシリアも北朝鮮も、サリンを使っている)。

 さらには要職にある人物(やはり中国派の人たちらしい)をたくさん粛清しており、火力演習を見ても、戦争する気満々である。
 だが、北のやっていることすべてが最近バカバカしくなって来て、すべてがキム・ジョンウン体制転覆を
恐れるための「幼稚園のお遊戯」のまま終わってしまうかもしれないと思うに至った。
 まぁ、言ってみれば北朝鮮そのものが「特撮国家」である。北朝鮮という国そのものが「セット」なんだな。
 つまり最近北朝鮮のやっていることすべてが「すべて完全に国内向け」であり、つまり彼らは彼らの中だけで時代遅れの兵器で試し打ちをして遊んでいるだけであり、我々とは全く関係のないことのように思えてならないのである。
 

 無論、彼らの軍事力の向上を侮ってはならず、SM3、THAADとミサイル防衛は必要であるが、北朝鮮の前近代的な装備で全面戦争をやっても全く勝てるわけもなく、アメリカに制空権、制海権を握られるのも「あっ」と言う間だし、「ソウルを火の海にする」とは言え、韓国人は皆兵役を経験しており、軍事的な覚悟と用意はあるだろうし、そんなことになれば米兵もガンガン投入されるわけで、アメリカの軍産複合体が潤うだけであり、日本としては下手に刺激して大事に至っては元も子もない。

 だから、ソン・イルホが「日本が一番先に被害を受ける」と言いつつも、「残留日本人問題に取り組む」とも言って、「恫喝しつつ、歩み寄る」という矛盾した姿勢を日本に示したのも、裏を返せば日本を抱き込もうとする「北朝鮮流の関係改善」の意志の表れであろう。
 
 ―とは言え、いずれはオウムのように動き出すと言えなくもないし、ロシアと中国が依然、微妙な立ち位置にいる。
 たとえば、ロシアから見ればシリアやクリミア、日本の北方領土が自分たちの勢力圏であり、一方で日韓はアメリカの勢力圏である。
 ところが北朝鮮はロシアと中国にとってはアメリカの勢力圏である韓国との緩衝地帯であり、また、一概に中国の勢力圏ともロシアの勢力圏とも言い切れない。
 そして、トランプ大統領就任時にはロシアとの関係改善も期待されたが、トランプの予想外の「道徳心」による、まさかのシリアへのミサイル発射でこれもご破談になってしまった。
 北方領土問題を抱える日本にとっては、ロシアとアメリカが仲良くなるのは北方領土問題の棚上げ
に他ならず最悪だから、この破談は最善のことなんだけど、そう思っているのは私くらいなのかな。 
 
 つまり今の米朝の問題はトランプ政権のパフォーマンス、「ポイント稼ぎ」の側面が否めず、日本としては、北が打ち上げたミサイルをすべてTHAAD(今だとSM3)でことごとく撃ち落とせばいいだけで、あとはロシアと北部戦区(中国)からの経済制裁を完全に徹底させて、キチッと元栓を締めて、完全に無視して、4、5年もすれば兵糧攻めで勝手に滅んでいるんじゃないかな。

4/27 追記

 ただ、ロシアは経済制裁で元栓を締めるどころか、北朝鮮の万景峰(マンギョンボン)号の定期航路の新設を進めて、逆に対米路線を強めつつある…。つまり北朝鮮はシリアと全く同じ「ロシア圏」である。

 また、中村逸郎氏によれば、プーチンが安倍首相に会うのも「日本からの経済支援を取り付けるため」という。

 「北方領土を返す」という話がない限り絶対に会うべきではないが、日本の国益を顧みない、無戦略の「八方美人外交」の安倍首相なら、会って即答で妥協して、かつ、いつものようにワケのわからないレトリックで、外交的な失点を自分の功績として誇ってしまうのだろう…。そしてそれにだまされる地方の有権者…。自民党の支持率もなぜかうなぎ上り、「さぁ、ますます絶好調」。

 つまりは北朝鮮の挑発で、「脅し」の選択肢がなくなりつつあるトランプが、安倍首相に対して、プーチンになんとかしてもらうように電話で頼み込んで、トランプの使い番としてプーチンに会いに行った安倍首相が「中国の代わりに俺たちが北朝鮮と交渉してやるから代わりにカネよこせよ」という話なんだという。

 結局は日本から大金をだまし取るための演出と。

 現にロシアでは安倍首相歓迎ムードなんだとか。 

 

 結局は北の脅威を煽って、それでもって日本の皆さんの血税をだまし取るためだけの政治家たちの茶番だ、茶番…

 そう言えばソン・イルホも、「一番最初に被害が及ぶのは日本だーッ」と、意味不明なことをわめいていたしね…。

 もしかしたら最初からプーチンとキム・ジョンウンが絵図を描いていたのか…。結局カネだ、カネ…。

 

 サン・ペテの副市長時代から日本人の誰もが目をそむけたくなるような薄汚い横領と真っ黒な陰謀による犯罪、犯人隠避、集団住宅爆破、戦争犯罪、政治犯罪…そしてそれらを追及しようとした人たちの暗殺、投獄といった犯罪史上類を見ないご経歴の、彼に比べればヒトラーがいい人に思えるくらいの、人類史上最低最悪の独裁者・マフィアのプーチンの手法・原点はまさに「泥棒政治」と言われているが、老いて、禿げ太っても尚「銭ゲバ・プーチン」ここに健在と来たもんだ。

 

 要は国際社会の姑息なリーダーを巻き込んだ、国家ぐるみの振り込め詐欺であって、日本の皆さんの税金が、北方領土を返さないロシアの経済と、安倍首相の名誉に還元されるというお話…。

 我々日本国民が北朝鮮の時代錯誤の特撮映画に「お金を払う」と言った事なんて一度もないハズなんだけど…。

 平和もいいけど、こんな国辱・屈辱状態が一体いつまで続くのか…。

 哲学者カントの言う通り、やっぱり「政治家には道徳が必要」という話だ。
 

 

 


■頑張れ、早川忠孝先生

(2017年 4月25日「報道ステーション」より)
 久しぶりにテレビで早川先生のお姿を拝見した。私の数少ない、かつて交流のあった元政治家である。

 テロ等準備罪新設法案をめぐる衆議院法務委員会で、早川忠孝先生が維新推薦で出席され、民進党のようにヒステリックに反対するのではない、国民にわかりやすい、建設的な議論を展開された。
 金田法務大臣の不手際もあり、今こそ法律の専門家の早川先生こそ法務大臣に適切ではないだろうか。
 ―と同時に、自治省官僚、弁護士、自民党衆議員の早川氏ですら、そうそうテレビには出られないのだから、日本のテレビの力とはすさまじいものだなぁと改めて思い知らされた。

 

■小林麻央さんの健康祈願をして来ました。
  
 昨日、地元の神社に小林麻央さんの健康祈願をして来ました。

 
 一日も早いご回復とご退院を心より願っています。