何年か前に、体外離脱的な現象を

何度か経験しました。

 

前兆症状のひとつとして「ブーーン…」と「体が細かく振動する感じ」から始まり

耳元で風の音のような

「ゴーーーーーっ!!」という轟音が聴こえる、

というものがあります。

 

昨日は日中にコタツで長いこと昼寝をしていたので

きっと夜は寝つきが浅くなるだろうと思い

(離脱は「うたた寝状態」でよくなるので)

就寝前に

(もしかして、自分の意志で離脱できるんじゃないだろうか)

と考えました。

 

で、昨夜、案の定寝つきが浅く

ウトウトしかけたときに、『離脱するぞ』と体の中のエネルギーに

意識を向けました。

体全体というより、なぜかそのときは自分の左腕に

意識を集中していました。

 

すると、ブーンと高振動する、というよりは

じわ~~んと体の中のエネルギーがゆっくりと凝縮しながら

肉体よりも上に向かって上がっていくような感覚があり

そのうちに、あの「ごーーーーーーっ!!」という

風のような轟音が聴こえてきました。

 

で、(きた!!…いける!!)と思って

えいやっと、エネルギーだけでくるんっと寝返りを打った…

つもりだったのですが

ごく普通に肉体のまま寝返りを打ってしまい

その瞬間に、エネルギーの感覚は消失して離脱失敗しました(^_^;)

 

(ああ~~。ふつうに寝返りしてしまった…)と

ガックリして、その疲れのまま

すぴっと眠ってしまいました。

(金縛りに似た状態なので、

うりゃああ!!っと「動かそうとする」とけっこう疲れるんです)

 

そういえば、いつも体外離脱的なことが起きるときは

あんまり自ら「抜けよう!」とせずに

意識を保ちながら、ゆったりと身を任せていると

勝手にす~っと浮き上がっていく感覚になるのだったと思いました。

 

積極的に動こうとするとダメなのかもしれませんね(^_^;)

 

でも、離脱するぞ、という意志を持てば

あの前兆症状に持っていけることがわかりました。

これは収穫です。

今日もちょっと 就寝時にチャレンジしてみようと思います。

 

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で、自分で勝手に抜けていく離脱もあれば

「何かに離脱させられる」場合もあるようです。

 

昔の離脱体験ですが

 

前兆症状がなく

「誰かがそっと自分を抱き上げた」という感覚から

離脱が始まったことがありました。

 

いつもは壁や天井を抜けられずに終わることが多いのですが

そのときは、すっと抜けて

誰かに抱えられたまま、空を飛び

過ぎていく町並みを見下ろしていました。

背後に誰かがいて、

おなかのあたりに腕がまわっているような感じでした。

 

そのときに、面白かったのが

「ワープ」の感覚を味わったことです。

 

誰かに抱えられていたときは

自分の肉体の形の感覚があったのですが

急に自分の体の

 

形が融解して粒子状のエネルギーの状態になり

それがギュルギュルギュル~~っと

宇宙の銀河が渦を巻くように、中心に向かって収束していくんです。

 

そして、凝縮された小さな光の玉になったとき

回転しながら 時空を超えるんですよね。

 

よくSF映画のワープのシーンで、周囲の映像が

まるで直線になってシュッと通り過ぎていくような表現がありますが

あの感じに似ていました。

 

自分が飛んでいってその場所に行ったというよりも

私自身も、もちろん光球となってぐるぐる渦を巻きながら

進んでいるのでしょうが、自分がぐるりとひとめぐりするたびに

周りの空間そのものがぐわっと流れて進む、みたいな

不思議な感覚でした。

固定されているとばかり思っていた環境が、

流動するというか…。

 

そして自分がとてつもない高速で回転していると

理解しているのに

感覚としてはスローモーションのように感じるという

不思議な体感でした。

 

ゆっくりのように感じる「一瞬」のあと

 

私は光の球のまま(視界はある)

私は岡山市のイトーヨーカドーと思われる

ディズニーショップの一番上の棚の

きゅっと隣合ったミッキーとミニーのぬいぐるみを見ていました。

(なぜ?)

 

またワープの感覚があって

(今度は、ミッキーとミニーの間に

渦を巻くように黒い粒子状のブラックホールのようなものが出来て

その渦に、自分も巻かれながら

ふーっと吸い込まれていくように壁を抜けたんです)

 

どこかの会議室のような、長机とパイプイスが並ぶ部屋に出ました。

部屋にはスクリーンがあって

何かの「山車が引かれる祭り」の様子が上映されているのでした。

(それを見ている人たちの後ろ頭も見えました)

 

私が見たのはそれだけで

(見せられた?)

 

その後、また町並みをさーっと眼下に見下ろしていたような

記憶があるようなないような…

 

気が付くと 自分の部屋の肉体に

そっと降ろされている、という感覚があり

自分の肉体に(ふっ)と重なった瞬間に

体の重みを思い出し、

 

ぱっと目が覚めたのでした。

 

この時の、「そっと」私を連れ出していった存在の

なんともいえない優しい気配が忘れられず

またこの誰かと一緒に体外離脱が始まるのを

待ち望むようになりましたが

 

残念ながら、この一回こっきりでした。

 

やっぱりこれは現実に起きたことではなく

「夢」なんだと思うのです。

 

しかし、この「光の球」になって空間を超える

というリアルな体感のある不思議な夢を見たから

私は「人の意識…本体はエネルギー」なんだと思うようになりました。

そして、エネルギーとは「渦」であり「回転しているもの」なんだと。