I am the only matchless. | け?

け?

「こんなに馬鹿だと思わなかったからさ」

 

 

仕事が無ければ家から出ない。

 

せいぜい斜め前のドラッグストア、本屋、ガソリンスタンド。

だから誰とも口をきかない。

ききたくもない。

10日くらい誰ともしゃべらない時もある。

 

そーすっと、

 

人と話すのが下手になる。

自分の言おうとすることを頭の中で順序立てて話すことが出来なくなる。

 

まぁ、いいんだけどね。

俺は写真だけ上手く撮れればいいわけで、それ以外のコミュニケーション手段は大事なことじゃない。

 

 

 

誰かと話していて、コミュニケーションを取っていて、

ん?

んんんん?

と思うことがある。

 

それ違うんじゃない?

そうじゃないと思うけどなぁ。

そんなことしてない方がいいと思うけどなぁ。

 

とか。

でも言わない。

余計なお世話だし、

何よりも、

仮に俺の考えや勘が確率50%で当ってたとして、その人が数年後に『現状を起因とする不幸もしくは不都合に見舞われた』とする。

上手く行かなくなって大切なものを失おうとも、

病の床で痛みに苦しもうとも、

 

俺には何の関係もねぇ。

 

その人が今のまま楽しかろうが、不幸だろうが、俺の晩飯のおかずには何ら影響しない。

だからどうでもいい。

 

 

俺は、俺と俺を必要としてくれる人のことしか考えない。考えるべきじゃない。

他人の人生に首を突っ込むと話しを聞くと興味を持つと、

すべからくロクなことにならない。

 

 

無関心、無興味こそ最大の防御。

 

 

流される側と抗う側、

死ぬ時に、意識が薄れて行く時に後悔が少ないのはどっちだろう?

自分が死ぬと判った時、病室の天井が滲まないのはどっちだろう?