チャンスを逃さないように生き方を変えた成果(プロローグ) | コンビニ店員(27歳)がシステムエンジニア(正社員)になった手順

コンビニ店員(27歳)がシステムエンジニア(正社員)になった手順

コンビニ店員(27歳)が、システムエンジニア(正社員)になるためにはある秘訣があった。
一生フリーターをするなら、生きている意味がない。
失敗を恐れる必要もない。
だってトライして失敗してもフリーターのポジションは不動だから、何度でもトライすればいいでしょ。

毎日コンビニに立っているので、お客さんのITおじさんたちには顔を覚えられた。

ITおじさんたちは無口が多い。というか無駄な話はしないという感じ。
ITのプロジェクトに参画するための面談をパスした人たち。
守秘義務もあるので、外では仕事の話はしない。
打ち合わせやレビューの時には、しっかり話しているに違いない。

コンビニ店員が制服のまま、たばこを吸うのはイメージよくないけど、
禁止されているわけではないので、休憩時間に喫煙。
場所は、ITプロジェクトのビルの外、つまり、コンビニがある1階の外。

当然、ITおじさんたちと一緒になる。

ITおじさんたちみんな、ある世界的に有名なIT企業の名札を提げている。

ある休み時間の喫煙中にITおじさんに声を掛けられた。

「バイトたいへんだね」
「まあ」
「他にやりたいことがあってバイトしているの?」
「・・・」
話を切り返す。
ITおじさんの名札を指差して、
「そこの社員なんですか?」
「まさか」

続く