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「小さな建設業の脱!どんぶり勘定: 事例でわかる「儲かる経営の仕組み」」服部 正雄

2017/08/11公開 更新
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小さな建設業の脱!どんぶり勘定: 事例でわかる「儲かる経営の仕組み」

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■中小建設業専門コンサルタントの
 服部さんが指導しているのは
 脱・どんぶり勘定です。


 中小企業はどうしても
 社内の仕組みが整備されていないので、
 どんぶり勘定になってしまいます。


 どんぶる勘定とは、
 どの工事が儲かっていて、
 どの工事が赤字なのか
 わからないということです。


 これでは、経営者として
 早目、早目に手を打つことが
 できません。


・元請先から注文書が届かないことがあります・・
 電話などによる指示で現場作業を進める場合は、
 仕事内容や打合せの概要を必ず記録するように
 しました・・2枚複写のメモを作成してサインを
 取り交わすように決めました(p31)


■どんぶり勘定を脱するためには、
 当たり前の話ですが、
 工事ごとに収支を計算することです。


 担当者が毎月、工事別に経費を仕分け、
 自分の工事の収支を
 計算するのです。


 現場では面倒くさいでしょうが、
 毎月決算を行い、
 問題があれば手を打つという
 PDCAが大事なのです。


・毎月の請求書を工事番号ことに
 仕分けして入力するようにしました・・
 すべて現場の担当者が仕分けを行う・・
 この作業を行っていなかった頃は、
 多くの請求もれがあった・・
 自分が1ヵ月いくらの粗利益を稼いだのか、
 わかるようになりました(p136)


■当たり前のことを
 当たり前におこなうことだと
 思いました。


 こうした経営を支える
 管理会計の仕組みを作ることで、
 中小企業から大企業へ進む
 準備ができるのでしょう。


 服部さん、
 良い本をありがとうございました。


───────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・個別原価の管理と毎月の正しい試算表や
 受注工事の実行予算などを作成するようになり、
 決算の3カ月前に予測できようになりました(p96)


・売上高を追求して、なりゆきで仕事を
 受注することの恐ろしさに気付き、
 下請工事も事前に検討して、
 赤字に近いような工事の受注を
 排除することが肝心(p115)


・予定原価を頭に入れて交渉する場合と、
 そうでない場合との差が大きい・・
 利益率が低いと想定される工事については、
 担当者だけの判断で値引きするのでなく、
 一旦、会社に持ち帰り、決裁を経てから
 了解することが重要です(p140)


・会社の資金調達能力を高める2つの方法・・
 社長や奥様役員の給料を今より多く取る・・
 銀行借入による資金調達能力の向上(p51)


・払う税金が同じでも、より上位の粗利益・
 営業利益・経常利益などの数字が大きい
 決算書のほうが、評価は上がる(p80)


・必ずしも現場で発生する有価の資源は
 雑収入に入れなくてもよい・・鉄屑の
 売却益をその他の売上に計上することで、
 本業の利益も黒字、経常利益も黒字、
 税引後利益も黒字となり・・(p81)


・"一人親方さん"の消費税処理・・
 給料を支払う場合は、当然ながら
 消費税がかかりません・・
 外注費として計上すると、
 40万円支払えば外注費が37万370円、
 仮払消費税が2万9630円発生します・・・
 仮払消費税は、お客様からいただいた
 借受消費税と相殺して差額を納付する(p86)


・下請工事の場合は、労災保険は
 元請の労働保険となるため、
 申告・納付などは不要ですが、
 下請工事で事業を開始して、
 元請の工事を受注した段階で、
 加入手続きが必要になります(p164)


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■目次

第1章 なぜ建設業に倒産が多いのか?―資金繰りが会社の先死を分ける
第2章 経理の弱い会社は倒産リスクが高い
第3章 年度利益計画の立て方―計画の実践できる会社は儲かっています
第4章 儲けを増やす方法―大事なのは粗利益
第5章 中小建設業は、何に努力すべきかを具体的に知る


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