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「日本人として知っておきたい皇室の祈り」伊勢 雅臣

2018/02/12公開 更新
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日本人として知っておきたい皇室の祈り


【私の評価】★★★★☆(81点)


要約と感想レビュー

■来年4月の天皇陛下退位をひかえ、
 天皇皇后両陛下についての
 テレビ番組が増えています。


 この本を読むと
 いかに天皇皇后両陛下が、
 国民に寄り添ってきたか。


 いかに天皇皇后両陛下が、
 被災者に心を寄せていたのか、
 ということが伝わってきます。


・東日本大震災の五日後に流された異例のビデオ・メッセージ・・被災した人々が決して希望を捨てることなく、身体を大切に明日からの日々を生き抜いてくれるよう、また、国民一人ひとりが、被災した各地域の上にこれからも長く心を寄せ、被災者と共にそれぞれの地域の復興の道のりを見守り続けていくことを心より願っています(p54)


■車に乗っていれば、
 必ず窓を下げて手を振られる
 天皇皇后両陛下。


 被災地ではスリッパもはかず、
 板張りの床に膝をつかれる
 天皇皇后両陛下。


 そして被災者一人ひとりに
 語りかけられる天皇皇后両陛下を見て、
 涙が出てくるのは私だけでしょうか。


・皇后さまは沈痛の面持ちで女性の両手を包み込むように握られ、「おつらいとは思いますが、亡くなったお子さんは、必ず御母様のことを見守ってくれています」とお話しになった(p20)


■日本の国体、つまり
 天皇を国家の象徴として一致団結できる
 日本という国の素晴らしさを
 感じることができました。


 日本は1億人という人口を持ち、
 一人ひとりが一つの目標に向かって
 寄り添うことができる国。


 そうした国だからこそ、
 アジアで唯一植民地にならず、
 戦後の焼け野原から経済復興を
 果たすことができたのでしょう。


 伊勢さん
 良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・南三陸町立伊里前小学校の校庭から津波で被害を受けた市街地に向かって黙祷される両陛下(p17)


・清子さまは皇后陛下の「皇室は祈りでありたい」というお言葉や「心を寄せ続ける」というご姿勢を深く心に留めるようになった、と言われる(p76)


・500万の軍隊が一日で降伏に応ずるという奇跡を生み出したのは、昭和天皇の戦争終結の御聖断であった・・(p85)


・空襲は激化しており、これ以上国民を塗炭の苦しみに陥れ、文化を破壊し、世界人類の不幸を招くのは、私の欲していないところである。私の任務は祖先からうけついだ日本という国を子孫に伝えることである。今となっては、ひとりでも多くの国民に生き残ってもらって、その人たちに将来ふたたび起ち上って道はない・・私は涙をのんでポツダム宣言受諾に賛成する(p91)


・当時の欧米諸国は、チベット、ウイグルを占領・搾取している今日のシナと同様の侵略国家であった。「攘夷」とはその侵略と戦って、国家の独立を守ろうとする考えである(p171)


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【私の評価】★★★★☆(81点)



目次

第1章 平成の祈り
第2章 荒海の中の祈り
第3章 祈りの源流


著者経歴

 伊勢雅臣(いせ まさおみ)・・・創刊23年のメールマガジン『国際派日本人養成講座』編集長。読者5万人。昭和28(1953)年東京生まれ。東京工業大学社会工学科卒。製造企業に就職。カリフォルニア大学バークレー校留学。工学修士、経営学修士(MBA)、経営学博士(Ph.D.)。社業のかたわら、私立大学の商学部・工学部で非常勤講師として「産業界の偉人伝」を講義し人気を呼ぶ。平成22(2010)年、ヨーロッパ子会社の社長。平成26(2014)年より3年間、アメリカ法人社長。


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