惜縁(シイ・ユェン)~蔡焜燦先生、ありがとうございます! | 匝瑳市議会議員 都祭広一(とまつり広一)のブログ

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一生匝瑳! 一生世のため人のため!
とまつり広一の活動記

「ぼくの遺言だよ。」

そういって、老台北(ラオタイペイ)は

僕の差し出した、自身の著書に

署名をしてくださった。

 

その本の書名は

「台湾人と日本精神(リップンチェンシン)」

作者は、日台交流に尽力されている

台湾歌壇代表の蔡焜燦(さい こんさん)先生だ。

 

                                   萬町親和會の祭り囃子CDを進呈させていただく

 

平成27年5月に

行われた

李登輝学校

台湾研修団の

一員として

訪台した際の

エピソードである。

 

 

 

 

議員1年生となった僕は、

緊張の中にいた。

しかし、先生は

軽いジョークをいくつも交えて

日本精神を説いてくれた。

「もうお昼じゃないか、腹減ったよ。」

そう言いながらも、

講義が終わった後も

研修団員一人ひとりと

面談をしてくれた。

 

 

 

 

 

世代を超えた、蔡先生の大親友というか、

日本の息子、杉本拓朗さんとの

軽妙なかけ合いは、微笑ましく又、

うらやましく感じたものだ。

 

 

 

 

限られた時間

ではあったが

先生が、

匝瑳市のお祭りに

関心を寄せていただき

萬町親和會

お囃子CDをお渡しすると

大変喜んでいただいた。

 

 

 

 

「街道をゆくシリーズ~台湾紀行」は、

司馬遼太郎先生

が台湾各地を取材して

記した名著であるが

それも、

蔡焜燦先生との

交流無くしては

生まれなかったのである。

 

 

 

 

二人は意気投合し、

ブログ記事冒頭の

老台北も、

司馬先生が

尊敬をこめて

蔡焜燦先生に

送った愛称であった。

 

 

 

「日本人よ、胸を張りなさい」

「誇りを持ちなさい」

 

 

 

優しく、そして厳しく語りかける

先生の言葉を、今噛み締めている!

 

 

 

 

日本と台湾の架け橋となってこられた

蔡焜燦先生は、去る7月17日逝去されました。

謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

先生、ありがとうございました。

 

 

 

多謝!