こんなことがありました。



私が大分前に診させていただいた方が、再びおおくにたま鍼灸院を訪れました。



私がその方の身体を診させていただいた際、「今回来院して、身体の痛みは取れたと思いますが、身体にあらわれているツボの反応を見る限り、卵巣や子宮に何かの不調が出そうだから、今のうちから生活を改善する必要がある」とお伝えしたのですが、今回、卵巣の異常がエコーで見つかり、再び来院することになったのです。



鍼灸師という職業に就き、経験を積んでくると、将来起こり得る症状をあらかじめ予測できるようになるのですが、相手が治したい症状が「腰痛」や「肩こり」であっても、本当に私が治したい症状は将来起こり得る、まだ形になっていない症状という場合があるのです。



来院時にはっきり症状が出ていなくても、長い年月をかけて症状になってきそうな場合も、あらかじめ対処する智恵を東洋医学はもっているのです。



まだ症状になっていない病気を治すことを「未病治（みびょうち）」というのですが、このままの生活を続けていくと、なんらかの症状が発生しそうな場合、あらかじめ私の方からお伝えさせていただくこともあります。 



その方は本当に多忙な方で、なかなか来院する機会がなかったのですが、私が身体を診させていただき、自分でできる対処方法をお伝えさせていただき、症状を改善させる方法をお伝えさせていただきました。



まだまだ初期段階だったので、自分の力で治してあげることができる状態だったので、早めに来院していただき、本当によかったです。



病気を治すだけではなく、病気を予防するという東洋医学がもっと世の中にひろまることを願っています。

 

 

 

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■おおくにたま鍼灸院　京王線府中駅南口より徒歩１分　☏０４２－３６３－５２２５■