心を亡くすと書いて「忙」。身体を亡くすと書いて「肓」。 | 府中 東洋医学専門 おおくにたま鍼灸院

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おばぁちゃんが、「スマホの画面が全く動かなくなって、電話がかけられない」と言っている。
 
 
横で孫が、「ありの~ままの~♪」と歌っている。
 
 
おばぁちゃんと孫の、別れ際の光景。
 
 
おばぁちゃんが電車に乗って、一人で孫に会いに来たのでしょう。
 
 
「おばぁちゃん、バイバイ!」
 
 
閉まるドア。
 
 
おばぁちゃん、孫が見えなくなるまで見送る。
 
 
孫が見えなくなった途端、本を開いて「パンの作り方」を勉強し始めるおばぁちゃん。
 
 
切り替え早いなぁ(笑)
 
 
おばぁちゃん、孫と遊んでいる時にも「パン」のことを考えていたのだろうか…。
 
 
孫がいたという余韻を楽しまないのか?
 
 
それにしても切り替えが早い!
 
 
世の中、変化が早すぎて、何がなんだかわからなくなっているのではないでしょうか?
 
私が「いつから膝が痛くなっていたのですか?」と聞くと、
 
 
「一体、いつからだったでしょうか…」
 
 
と、いつから自分の不調があらわれたのか、全くわからなくなっているのが最近の話。
 
 
ほとんどの方は、自分の身体を見つめる余裕も、自分の人生を振り返る時間も、孫と遊んだ余韻を楽しむ時間もないんじゃないか?と私は思うのです。
 
 
身体なんてないんです。心なんてないんです。
 
 
あるのは、目まぐるしい変化だけ。
 
 
「現代」という波に乗まれ、自分がどこにいるのかもわからない…。
 
 
ふと我に返って気づいた時には、浦島太郎みたいに自分の身体の不調に気づく。
 
 
「現代の時の早さ」と、浦島太郎が開けた「玉手箱」が、なぜだか私の中でシンクロしてしまいました。
 
 
心を亡くすと書いて「忙」。
 
 
じゃあ、身体を亡くすとは漢字はあるのでしょうか?
 
 
身体を表す部首は月(にくづき)、月と亡が合わさると肓(こう)」という漢字になります。
 
 
意味は「むなもと」「横隔膜の上の深い部分」を指す言葉。
 
 
東洋医学には、この「肓」を使った「病入膏肓」という四字熟語があるのですが、病気が治る見込みがない場合に使う諺のようになっているのです。
 
 
心も、身体も亡くしてしまうといいことはありませんね。
 
 
自分の身体は、自分の人生をともにし、一生つき合っていく存在だということを忘れてはいけません。
 
 
心も身体も忘れてしまっているようなら、一度、新緑を眺めたり、窓の外の空気を吸ってみてください。
 
 
いつも見ている風景から目を外し、自分の外に目を向けて見たのなら、きっと今まで気づかなかった素晴らしい自然に気づくことでしょう。 
 
 
何もしない時間は無駄な時間ではありません。
 
 
何も見ないからこそ、見えてくるものだってあるかもしれませんよ。
 
 
伊藤若冲の描く鶏もすごいかもしれませんが、どんな絵画も負けてしまうような夕焼けが、自分の身近にあることに気づいてください。
 
 
世界を狭くしているのは、他でもない「己」であると気づいたのなら、今まで無視し続けた世界の広さにきっと驚くことでしょう。
 
 
「現代」という波に飲まれず、「自分」を見失わず、「心」「身体」を亡くさないように生きることが大切です。
 
 

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