豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

北海道の家と本州の家…函館市~北斗市

2017-05-24 16:18:47 | ファース本部

日本の断熱仕様は、南下するほど断熱材の厚さを薄くするようになっています。
真冬に氷点下の続く北海道と同じでは、過剰スペックになるとの配慮なのでしょう。
真冬の本州の外気温は、氷点下にならずとも一桁台で推移してとても寒いのが実情です。

本州の夏場は、南下するほど太陽高度が高くなり、屋根を真上に近いところから熱します。
屋根材は90℃、小屋裏の気温は70℃を近くまで上昇します。
その膨大な熱量は、基準で薄い断熱材を通し、輻射熱となって室内を熱し、冷房エアコンのエネルギー消費効率の悪い状況で稼動させるため、エネルギー消費を倍増するのです。

夏場の冷房負荷を考慮しますと天井裏の断熱材は、むしろ北海道並みに厚くすべきです。
国の基準は目安を示しておりますが、断熱材を厚くして不都合な事など全くありません。
北海道並みの断熱仕様でZEHを考えると温暖地の方が圧倒的に有利となります。

天井面積は壁面積よりはるかに小さく、断熱材を厚くする費用は大きな負担になりません。
温暖地の7ヶ月に及ぶ冷房期間は、大幅な冷房省エネでCO2削減にも寄与いたします。
更には、クオリティーの高い冷房空間をつくる事が出来るのです。

高気密・高断熱住宅の先進地域と北海道の家づくり技術は、そのままで高温多湿の温暖地に建築することで様々な事象に遭遇します。
北海道は高温多湿になることはありませんが、温暖地に高気密・高断熱住宅を建てるには、湿度管理の技術を加える事が重要です。

私達のファースの家は、高温多湿、低温乾燥の双方の地域にフィットする調湿機能を持たすために様々な工夫を凝らしております。
写真は、真冬に連日氷点下20℃を下回る北海道湧別町のFAS加盟工務店、柴田建設工業さまの作品です。
「空気サラサラ」で各地区のファースの家を検索して研究してみてください。

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