ウィンブルドンテニス | 日本酒と美味しいものをこよなく愛する典座のブログ

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酒匠の典座が、こよなく愛するお酒(特に日本酒)や地元山口の旬の食材をふんだん使ったパスタを日々お客さんの笑顔のために頑張っています。
昼はパスタ専門店アランクロワ、夜はご馳走舎典座として営業し、山へ海へと食材集めのブログです。

ウィンブルドンテニスの季節。何と言っても我らが錦織圭君がシード選手として登場する注目のゲームは見逃せない。
だけどもう一つ見逃せないゲームが本日夜のスイスのフェデラーと地元イギリスのウィルスの試合だ。誰もが知っているフェデラー。テニス界の貴公子でありトップランカー。対するウィルスは誰も知らない。それもそのはず、彼は700位台の選手でいわゆるツアー選手ではない。今はイギリス中部のテニススクールのコーチで、ちびっ子から高齢者までテニスを教える一指導者だ。彼は彼女の勧めで再びテニスプレーヤーとして予選の為の予選から勝ち抜いて、何とセンターコートに立ち、フェデラーと対戦するという偉業を成し遂げた。
第一セットは6-0と良い所が無かったが、地元の声援やフェデラーのファーストサーブが入らなかったこともあるが、次第に自分のゲームも獲得し始め、第3セットは第9ゲームまでサービスゲームを獲得し、フェデラー相手に互角の戦いを演じた。本当に感動した。そして感じたのが、彼はコーチと言う職業柄、実に基本に忠実なテニスを行い、基本はとても大切なことだと言う事を身をもって世界に知らしめた気がする。
残念ながら深夜3時でベッドに入った。サービスゲームを取られた時だった。失礼ながら多分勝つことはないだろう。フェデラーのサーブ入り始め、ギアが一段上がった。でも実に素晴らしい瞬間に立ち会えた。そんな気がした。
人は人生で何が起こるかわからない。
きっと基本を守っていれば、チャンスが訪れるということを教えてくれた。ありがとうウィルス。
明日はちぐまや家族の取材で朝が早い。
きちっと良い仕事を自分もやろうと思い今から寝ます。