豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

窓の結露を抑えれば別な部分に結露が?…北斗市

2017-03-27 18:35:00 | ファース本部

私はFacebookで多くの住宅関連の情報を発信しております。
そのメッセンジャーで多くの住宅悩み事の相談がありますが、次の事案を紹介します。

「築30年の木造在来の戸建、寒さ対策のため窓の断熱サッシを考えています。
窓の結露を止めるとその水分は、押入れなどに付着するのでしょうか。
窓枠を樹脂にするか、内窓を付けるか又は、現状の一枚ガラスを複層ガラス、複層真空ガラス交換のと、どちらが良いか」

このような相談でした。
この相談回答には、「アルミサッシに単板(一枚ガラス)を、複層ガラスに取り替えるだけでも2倍以上の相当な省エネとなります。

アルミサッシに複層ガラスを受けるアタッチメント部材を取り付けると安価な価格で取り付けられます。
複層真空ガラスは確かに相当な断熱効果がありますが、サッシ枠だけでなく家全体の断熱性能とバランスが取れません。ガラスだけの部分変更の施工には不向きです。

樹脂や木製の建具を内窓にもう一組、取り付ける方法もありますが、外側の従来サッシの結露を助長してしまいます。出来れば、複層断熱サッシごとの取替えが望ましいのです。
価格的には、複層ガラスをアタッチメント(取り付け枠)で挿入施工する方法が適切です。

結露は、室内20℃時の最適湿度が50%で露点温度9℃(9℃以下の部分に結露する)です。
つまりサッシだけで結露を完全に防ぐ事は出来ません。
露点温度以下の部分に結露が発生し、窓の結露がそちらに集中する事ではありません。

つまりはサッシやガラスだけでは、寒さや結露対策にならないと云う事です。
結論としては、「結露の起きない窓などありません」と断言できます。
露点温度にし難い窓、露点温度にしないような生活の工夫も必須なのです。

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