4巻の第135話アゲイン、という話から。
代打屋トーゴー(14) (モーニングコミックス)/たかもちげん
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戦争前に将来を誓った男女が、戦争によって別れてしまい、47年後に再会する。勿論、どちらも別の人と結婚して、まあ都合よくお互いの連れ合いは先に死んでいた。そこで、男の方は、想い出の品を渡し、もう一度会いたいと願う。
ところが、女の方が、いい想い出はそのままに、ということで会うことを強く拒否する。そこで、トーゴーがこう説得する。
あなたは時計で時間を測っていますね。
暦で年を数えていますね
それはみんな人が造ったモノだ
この宇宙にはもともと時間など存在しない
あるのは変化だけです。
あなたと彼の間になにか変化があったのですか
47年というが、
あなた方二人の間にはなんの変化もない
時間で言うならゼロだ
止まったままじゃないですか
止まった時計は動かさないとそのままサビてしまう
そうして説得に応じて、二人の時間は再びカウントをはじめる。47年経っても動く時間があるんだ。
年齢とか時間とか、縛られる必要は何もないよね。