憂鬱の檻

蒼い不幸の雨に打たれ続ける中
理由も分からぬ内に周囲は敵で
悪夢のような日々を駆け抜ける
どんなに忘れようとしても甦り
暗く憂鬱に沈んだ日々が続く中
作り笑顔の道化師を演じて踊り
抑え込んで笑い疲れ傷付け合い
泣きたいのに雫も流れ落ちずに
遥か高い空の月に飛び立ちたい
願い続ける物ほど叶わない物で
大切な存在を悲しませない為に
移り変わる闇の中を生き続ける
蒼褪めるような不安が気にさせ
眼に映る光景の外で独り浮いて
何の為に往くのかも分からない
独りは淋しくて愛されたいのに
いつも独りで想っているだけで
伝える事も出来ないで終わる恋
遠過ぎる距離を感じて声を失い
誰にも自分を認められないなら
何の為に産まれ生きて来たの?
自分を認めて貰いたいだけでも
勇気を出せず話す事も出来ない
矛盾だらけになって生きながら
虚しさに押し潰されそうになり
どうしたらいいのか分からない
いつも人にも自分にも甘いけど
一々言われなくても分かってる
その全てが鬱陶しいだけだから
傷付く事に怯える怖がりだけど
成功も後悔も自分が受けるから
いつか自分で向き合える刻まで
自分の人生は自分で決めたくて
誰にも縛られず自由になりたい