ブレインソード

人に触れられない事を誤認して
力なき乏しい演技力を曝け出す
照れ隠しの一つも認めたがらず
痛みを恐れ歪む辛苦の別け隔て
独断で嫌がり言い張っても無力
そこに選択肢は与えられてない
想いたいだけでは真実に効かず
何を考えても変えられはしない
従っていれば良いわけじゃなく
狂い出した日々は自ら導いた厄
絶対の因果に弁解は通用しない
解らなければ身に受けるのみで
憐れな末路が待ち構えている中
一択の道筋を好きに無駄にして
身を以て奈落の底に飛び降りる
常に現実は意思を超越してる中
身を以て後悔付きで改めさせる
事実に自由なんて有りはしない
有るのは襲い続ける高い壁の中
縋り付く主を変え続ける宿借り
それは醜いのではなく狡いのだ
捨て去れない甘さに囚われる中
閉じ籠もってても抜け出せない
絶対零度の悲しみに壊される中
眼前に結果が全てを叩き付ける
その感情は丸ごと無視される中
何も犠牲なくして済みはしない
解る人に限って自ら語らない中
信じる数だけ堕ちるような群れ
却って人を惑わすだけだろう?
暴論が拡散され嘘吐きにされる
闇を射す光のブレインソードが
鎖した心に真実を突き射し込み
向こう側へと渡り初めて報いる