割り切り不能

人間は割り切る事で心を護ってて
自律心で律して割り切って弾く中
全てを受ければ傷だらけに傷付く
いくら精神的に強くなり続けても
襲う全ての事に割り切り無しでは
一生掛けても周囲に追い付けない
割り切る力は最重要の大切な力で
割り切れないと真に受けやすくて
周りから面白がられて揶揄われる
律する力と割り切る力が弱ければ
人それぞれ違うから仕方ない事に
すぐに不満で誰とも合わなくなり
お互い様一つなく我侭放題になる
理想像は自分に都合の良い人間で
あからさまに怪しい人間と重なる
ろくに割り切れない事は破滅的で
律する力の絶対的な必要性が眠る
人付き合いにも割り切りが必要で
生きてれば人を傷付ける事もあり
上辺で繕い本音で悪く思われたり
人に嫌われる事も山のようにある
その全てが当たり前の仕方ない事
その時々で仕方ない事が生じる中
割り切り不能の高い壁が道を塞ぐ
誰でも彼でも苛立ってばかりの中
愚痴を溜めるほど悪くしか働かず
流して溜めないほど身も心も潤う
誰にでも理解なんてされる訳なく
否定しかしない頑固も沢山いる中
そんな人だから仕方ないで済まし
次々と情動を捨て去り忘れてる中
小さな苛立ちは愚痴なく流してる
各人各様の幅の広い人付き合いを
難なく出来るのが割り切り上手だ