既に人は靴を履いていた。
その証拠が発見されたのはアルメニア、イランとの国境近くの洞窟の中。
見つかったそれは1枚の牛革で作られたモカシンタイプの靴だった。
さて、そんな革靴を作る時に必要なのがこの様なシューモールド、またの呼び名はシューラスト。
こちらは子供さん用の小さな木製のもの。
かかとの部分は可動式になってるの。
左右揃ってはいる、とはいえ実はワンサイズ違い。
そして刻印された「66」、もう1つには「67」。
これらは果たして製造年なのかは不明なんです。
それでも小ちゃなこのコたちが並んでそこにいるだけでほっこりしちゃう。
レースや植物と何でも相性の良いシューモールド。
ディスプレイ用として世界中で愛されているこちらは私の商品へ。
「霧で迷子になるなよー。」
そんな挨拶で始まった土曜日のスワップミート。
朝の寒さと日中の暑さの気温の激しい差のせいか、この頃朝はこんな天気。
さてさて先週は日曜日がイースターの祝日の為、土曜日の1日のみとなったスワップミート。
早速見ていきましょ。
フォトスタンド
Johan Borgstrom
1928年
15㎝ × 10㎝
こちらは珍しく銅で作られた写真立て。
しかもこれってハンドメイドではないでしょうか。
銅の板を少しずつ叩き出して作られたものの様に思います。
後ろ、写真を止める板に名前が刻印されてるのね。
Johan Borgstromって方の名前なんだけど、ネットで検索するもヒットなし。
メーカーの物か個人の物なのか、謎は多いんだけど端々に見られる手作りの温もり。
そして1928年、アール・デコ真っ只中に作られたこのデザイン。
元々は大切な誰かの顔写真が飾られていたのかも。
大量生産された物とは違い、素朴な味わいのこちらも私の商品へ。
テーブルのトップには細かなインレイ。
そして四方を取り囲むオルモルの飾り。
素敵な装飾にお手頃サイズのこちら。
何人もの人がお値段を聞いているものの、お店側の値付けが高く皆そのまま通り過ぎていく。
しかも見て、脚の傷みも激しいの。
スワップミートでは珍しい、オルモル装飾が施された家具のこちらは写真だけパチリ。
こちらは陶器で作られた小物入れ。
よく見ると金で描かれた装飾がとっても細かい。
丸い形に簡素化されたバラはどこかアール・デコな雰囲気もある。
ピンクとゴールドの組み合わせがなんともシャビーシックでしょ。
でもね残念。
蓋を開けてみると内側の縁が大きく欠けてたの。
形も少し変わってて可愛かったのにな。
こちらは諦める事に。
シルエット
1930年代
17㎝ × 12㎝
先週に引き続きまたしてもシルエットを発見。
バックにドライフラワーとフェザーが閉じ込められたシリーズは、シルエットの中でも人気が高く1930年代頃の物の特徴。
シルエットの後ろに風景が描かれているのも良いけれど、フェザーなどが入るとまたそれはそれで優しい雰囲気。
モチーフのシルエットにも良く合っていて、まるで恋を奏でるカップルの喜びが伝わってきそう。
そんな幸せを分けてくれそうなこちらも私の商品へ。
人気の高いハンギングランプ。
引っ掛けるところさえあればすぐに使えるのが良いところ。
でもね、よく見てみるとどうやらこちらは天井か壁に取り付けるタイプみたい。
これってちょっと買い止まっちゃう。
壁なり天井から電気の配線を取り出して設置するのって以外と大変そう。
しかもこちら2連式ではなくて、真ん中にあるはずの3つ目のランプが無くなっちゃってるの。
1960年代頃の物と思われるこちらは写真だけ。
さてこれにて先週のスワップミートはお終い。
気付けばもう4月。
皆さん素敵な春をお過ごしですか。
それではまたこの週末もスワップミートに行ってきます♬