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「情熱の果てに」藍まりと先生感想。

パッションロマンス

今回は藍まりと先生「情熱の果てに」(原作:シャロン・ケンドリック)を紹介します。

個人的オススメ度:★★★★☆(3.5)

あらすじはこちらです。↓↓

かつて無垢な少女だったジェニファーは、世界的に有名な俳優マテオに愛され花開き、妻、そして女優としての道を歩みはじめた。だが人気絶頂の今、忙しさが災いしてふたりはもはや離婚は秒読み段階となっていた。もう会うこともないはずのふたりはしかし、カンヌ映画祭で半年ぶりに再会する。最初こそ反発しあったものの、エレベーターのなかで思わぬ激情に流され、ふたりは体を重ねてしまう。それから数週間後、ジェニファーは体の変調に気づいた。

藍まりと先生は過去にも何作か紹介している好きな先生の一人です(こちらをご参照ください)。
絵に癖があって画面が濃いというんですかね、ハーレらしい華やかなお話が映えますね。

お話自体は端的に言ってダンナがイケメンだと苦労するね、という感じです。
こういうイケメンヒーローなだけにヒロインが少し疑心暗鬼になってしまうのは仕方ないかもだけど、なんというかもうダンナって家族じゃないですか(わたしだけ?)。
でも芸能界が舞台ということもあってなのかもですが、ヒーローもヒロインも結婚後もバリバリ現役恋愛体質を引きずっていると言うか。

結婚したら家族としての愛情が強くなって信頼関係もわき、パートナーシップを疑うことがなくなっていくものだと思うんですけどね。
この2人は恋愛感情が勝ちすぎていてお互いの愛情を信じきれていない感じがします。

だからこそヒロインはヒーローの浮気を疑うし、ヒーローも家を出たヒロインを追うことができない。
そこにまたヒーローのスタッフの介入やヒーローに惹かれる女性の存在もあり、こじれてしまったでしょうね。

何と言うかこういう両思いのはずなのにすれ違う話はイライラしてまだるっこしいんですよね。
既婚者としては、なんでもっと相手を信じてあげられないの? と思いますし。
個人的にヒーローにアプローチする女性が感じ悪いだけの悪役なこともあって、最初にヒロインが疑ったせいだけどヒーローも結局手を出しちゃうんかい、って感じでしたしね。

まあこれくらい恋愛の気持ちが強くないと話として盛り上がりに欠けるというのはありますね。
わたしの実生活においてダンナはもはや家族としての愛情の方が強いので、これだけ恋愛に生きられるのはある意味すごいなと思いますが。

ハーレは恋愛要素だけでないお話の方が意外と多い気がするのですが、このお話は夫婦間の恋愛! と言った感じで、恋愛要素以外の要素がほとんどないある意味珍しい作品だと思います。
恋愛要素が少ないお話だと、藍まりと先生で言えば前に紹介した「ガラス越しの記憶」とかですかね。
話の展開は上記の通りすれ違いでイライラすることこの上ないのですが、最終的には納得できる形でのハッピーエンドだったのでいいかなと思います。

とは言え、人間らしい猜疑心もわかるものの、ハーレでは強い愛を読んで癒されたいという気持ちが強いので、今回のお話の評価は3.5にします。

お話の進め方はとてもスマートだし、藍まりと先生はとても好きな先生なので、単純に今回の話が私の好みと合わなかったという感じです。
また他にも好きなお話があるので、別のお話も紹介したいなと思います。

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