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「縛られない関係」綾部瑞穂先生感想。

ロマンス

今回は綾部瑞穂先生の「縛られない関係」(原作:ヘレン・ビアンチン)を紹介します。

綾部先生もたくさんの作品を書かれている先生ですが紹介したことがなかったですね。
今回初めて取り上げてみようかなと思います。

個人的オススメ度:★★★★☆(3.5)

あらすじはこちらです。↓↓

伝えられない想い、秘めた恋の炎に身を焦がす――…。
リセインは恋人のザックとともに華やかなパーティーに出席した。ザックは敏腕法廷弁護士で力強いオーラを放つ大富豪。彼を狙って近づいてくる女性は数知れず。そんな場面に遭遇するたび、リセインは思い知る――将来の約束もない、縛らない関係、それがわたしたちだと…。半月後、思いがけずザックの子を身ごもった彼女は喜びと不安を感じていた。しかし同じ日、リセインは新聞の見出しに目を疑った――なんと、ザックが別の女性と婚約したと報じられていて!?

綾部先生はとても経験の長い先生なのでお話のまとめ方はとても上手です。
ただ絵柄が古いのか構図がいまいちなのか、画面的にはちょっと華やかさに欠ける印象です。

まとめ方が上手だからか、盛り上がりが欠けたり平坦に感じられるお話も多くてですね。
何作か読んでみてもあまり心に残らなかったのですが(ファンの方いたらごめんなさい)。

今回のお話はライバル役の彼女の存在感がすごく、むしろヒロインよりも生き生きと書かれていて読んでいて面白かったです。
先生ご自身も悪女好きということで、楽しく描かれていたそうですし。

また、ヒーローはエリートで家柄もよくモテてパーフェクトなのですが、夫にしたい弁護士ナンバーワンと言われる男性。
ですが、ハーレにありがちなプレイボーイじゃなくヒロイン一筋なのが高評価ポイントですね。
ただ、作中でもヒーローがなぜヒロインが好きなのかがあまり伝わってこないのが残念なポイントでした。
一応ヒーローがヒロインに唐突に別れを告げられるところでちょっと拗ねているような描写があったりと、ヒロインを愛しているのは伝わるんですけどね。

ヒロインは取り立てて目立つ容姿ではない普通の女性。
束縛したらヒーローに飽きられると思って理解のある女性を演じて健気です。

実はドレスまで自分で縫えちゃう家庭的な女性で、それはそれでかなりすごいと思うんですけど、ヒロインは平凡な自分は女除けのための存在だと思い込んでるんですよね。
ですが、1年も関係が続いているならもうちょっと自信を持ってもいいのにとは思いました。
ちょっと卑屈にさえ感じられてしまうのが残念です。

今回ひときわ目を引いたのは、ヒーローに惹かれるライバルの女性の存在感
自分に自信がなくヒーローへの愛情を隠しているヒロインよりもすがすがしいほどヒーローへの気持ちをぶつけ、愛ゆえの妨害をしてきます
わかりやすい悪役だけど女としてあっぱれというか、キャラクターとしてはヒロインより好きかもしれないです。

評価はラブストーリーとしての評価3にライバルの女性の魅力を0.5足しての3.5です。
ヒーローヒロインの愛、心の絆のお話が好きな方には若干物足りないかもしれませんが、ライバルが出張ってくるお話が好きな方にはオススメなお話です。

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