娘が生まれて、

 

赤ちゃんの頃から

幼い頃は、

 

 

娘のことを　こう呼んでいました。

 

 

 

『ちいちゃん。』

 

 

 

こんにちは。

絵本の力を綴ります。

ひだまり絵本館の花梨です。

 

絵本で子育て「絵本講座」

大人のための「絵本セラピー」承ります。

 

*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*

 

 

 

それで、

 

 

 

娘が生まれてからは、

読むのを　ためらっていました。

 

 

 

私は、もしかしたら、

娘に　一度も読んでいないかも？

しれません。

 

 

 

母（おばあちゃん）や

妹（叔母）に、

読んでもらっていたかもしれません。

 

 

 

うちにある　この絵本は

かなり、痛んでいます。

 

 

 

娘は、

自分でもページをめくっていたようです。

 

 

 

 

それはこの絵本。

 

 

 

「ちいちゃんのかげおくり」

 

 

「かげおくり」という遊びを教えてくれたのは、

出征前の　お父さん。

 

 

身体の弱いお父さんまで、

いかなければならないほどの

戦争。

 

 

幼いちいちゃんが、

 

 

たったひとりで

静かに　静かに　空へ　きえます。

 

*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～

 

 

ほんとうに。

 

とてもじゃないけれど、

 

 

しばらくのあいだ

この絵本は読めませんでした。

 

 

 

 

作者の　あまんきみこさんの

あとがきに

 

 

無限宇宙にうがぶ地球星が、

 

たくさんの子どもたちのよろこびで

光りますように。

 

それを不可能と思うとき、

 

すべては不可能になるのですから。

 

(一部）

 

と書かれています。

 

 

　

 

 

子どもたちが

笑っていない世界に、

平和なんてあるわけないですもんね。

 

 

 

目の前の、

たった一人の笑顔のために。

 

 

 

 

絵本を読ませていただけることを

いつも感謝しています。

 

 

 

　　

 

 

 

今日も最後までお読みくださって、

ありがとうございました