ありがとうと言わせていただく(2) | 向き不向きより前向き♪言語聴覚士かあこから感謝をこめて

向き不向きより前向き♪言語聴覚士かあこから感謝をこめて

ST(言語聴覚士)として病院・施設・学校などでリハビリや訓練に長年携わっています。出会わせていただいてきた方々への感謝の心をこめて、日々思う事・考える事などを綴っていきます。
どなたかの「今」にお役に立てることがひとつでもあれば幸いです。

こんにちは

昨日の、続きになります。
 
昨日は
「ありがとうございます」と言わせていただく 
ことを、大事にしていると書きました。


具体的には?
ということを、今日はいくつか挙げてみます。


たとえば1時間の訓練をご一緒させていただいた場合

 その時間に
 
 頑張って下さったことに
 
 もどかしさや、くやしさや。そういうものをこらえて取り組んで下さったことに
 
 お互い笑いあえる時間を持てたことに
 
 色々教えていただいたことに
 
 涙を見せて下さったことに
 
 沈黙を共有する相手に選んで下さったことに
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訓練がいやだとおっしゃった場合でも
 
 いやだという意思を、何とかして示して下さったことに
 
 伝える相手として、対応して下さったことに

 今はいやなのだというご自分の気落ちと向き合って下さったことに

 今日はしない、ということでも、何かを「選択」して下さったことに
  
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いやだとおっしゃった場合も
取り組んでいただけた方が回復につながります。

ですので、こちらも取り組んでみようというお気持ちになっていただけるよう、色々と工夫したり、努力はします。

でも、無理強いはできませんし、しません。
結局は、主体はその方なのです。



でも。
その相談をしたり、交渉をしたりする時に。
その方は、関わることを選んで下さっている。


だから。
応じていただけない時にも、ラストはやはり、

ありがとうございます。

・・・に、なります。



患者さんの立場になったら、
大人しく、言われるがままに、治療を受けて、訓練も受けて
・・・が、当たり前ではないのです。

むしろ。
それまで見ず知らずだったセラピストからの働きかけに、
スムーズに応じて下さることは、

あたりまえ

ではなく

すごいこと。
ありがたいことだと思うのです。


あたりまえと思わないから
ありがとうございますが出てくるのかな?


あとは。

もう。
本当に。

生きていて下さってありがとうございます。

今日の一日を、一生懸命過ごして下さってありがとうございます。

そういう気持ちがわいてきます。



命は尊いものです。
年齢に関係なく。
(そういえば、小さいお子さんと向き合う時にも、私の中には、人として対等という意識があります。なので、敬意をもって接します)


そんなこんなで。

日々、ありがとうございます。
と、申し上げながら仕事をしています。



あ。
仕事だけじゃないかも~♡



ありがとうは、魔法のことばですね。



では、本日はこの辺りで。

最後までお読みいただきありがとうございました<(_ _)>(*^。^*)






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