「それは、現代日本もまったく変わっていません3」
の続きです。
結果は、全くキャッチアップ出来なかった。
あきらめの空気が流れる中、僕の所属していた部署は
何と僕の異動前の部署と合体することになった。
まあ、今後はCAD開発をあきらめ、
外販プログラムの導入にむけて、
協力しなさいとのことだろう。
そこでは、移動前に仕上げておいた
僕が作り上げたCADシステムが、見事にぶち壊されていた。
折角、後はメンテナンスさえ継続しておけば、
大きな変更は必要ない状態にしてから、移動したのに。
製品設計者も、それを誰も使っていないと言う状況だった。
「もう一度、使える様にしろ!」
との上司指示だから、やったけど、
そのころにはすっかり力が抜けていた。
新しい物を作れないエンジニア、
出来たものをメンテ出来ないエンジニアが大勢いる中、
出来たもの壊すエンジニアがいるのである。
所詮僕1人が頑張っても、大勢に影響はないなと思った。
その辺りから後の経緯をまとめた記事がこれだ。
参考「これで潰れない方が不思議」
そのころ、僕は、すっかり無力感と脱力感におおわれ、やる気力が持てなかった。
そうこうするうち、僕が新卒で、入社した時上司だった人が、
ベンチャー企業を起こすため、退職していった。
この話に出した僕が新人の時の上司だ。
参考「リーダーシップについて思うこと 〜 優秀な人達のはずなのに」
さらに、当時一緒に働いていた女の子達が、
彼の送別会をするからと、誘ってくれた。
それに参加すれば、
ベンチャーに誘われることになるだろう予感を持って参加した。
案の定、彼に誘われた。
「一度話を聞きに来い。」
と言うから、後日聞きにいった。
彼は、僕に自分の夢と、ザックリとした計画の話をした。
「成功の見込みは、どのくらいあるのか?」
と聞いたところ、
「有望だと思っているが、分からない。」
みたいなことを言った。
僕は一旦持ち帰って家族を説得した上で、転職を決意した。
だって、そうだろう?
部下になるってことは、
「分かったよ。お前の夢の実現の為に、協力するよ。」
そう言うことではないだろうか?
天下布武、
これ聞いて、
豊臣秀吉も、徳川家康も、明智光秀も、
彼の部下になったのではないだろうか?
そういう話であれば、僕は上司に、僕の計画を示す。
「お前の計画を実現するための、
俺への期待を具体化すると、こう言うことだろ?
これを実現するためには、金がかかる。それを出してくれ。」
と言うわけだ。
それを上司の方が、
「お前達の夢を元に、計画を立てよ!
俺はそれを掠め取って引っ付けて俺の計画にする。」
なんて言うのは何だろうか?
参考「計画の計画をする人々」
もう良い!
お前はそこ(雛壇)で、遊んでいろ!
俺は、俺と俺の部下とで、俺の夢の実現に邁進するから!
そう思うのが、当然の感覚ではないだろうか?
それが、計画をしない部下の正体である。
参考「計画をしない人々」
あるいは、こうも言えるかもしれない。
僕は、新人の頃の上司だった彼の指示を、
律儀に20年間にわたって、具体化し続けていた。
だって、それ以後の上司は、「計画を立てろ」という指示。
それは僕にとっては、「計画を書け」という、
無意味で無駄で、面倒臭い指示でしかない。
「それは、もう頭の中にある。それに従った開発作業に着手させろ。」
である。
そして、2度目に上司の指示をもらうことになる。
それは、この話から少しさかのぼる時だった。
その指示をしたのは、
参考「それは、現代日本もまったく変わっていません2」
で、僕が引き継ぐことになるCADプログラムを開発した人である。
つまり、
その会社にある唯一のオリジナルCADプログラムの開発者である。
その指示とは、
「今後、一切のCAD開発はやらない。
今まで培ったノウハウをCADベンダーに伝え、開発してもらう。」
である。
1人が、「一緒に開発しよう。」、
もう1人が、「もう開発はやめよう。」
当時、腕に自信のあるエンジニアである僕が、上司に選ぶのは、どちらであろうか?
こうして、僕はその会社を辞めた。
こんな顛末を思い出した。
この本
永遠の0
百田 尚樹 著
講談社文庫
に書かれていることは、これと全く同じである。
何がか?
トップのアホなマネージメントのおかげで、またもや、優秀な人材が失われた。
という事がである。
長くなりすぎるので、続きはまた、後日。
韓国人に生まれなくてよかった【電子書籍】[ 武藤正敏 ]
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