豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

冷房エネルギーは一時期に集中する…前橋市~東京都内

2016-07-29 19:20:20 | ファース本部

昨日の建築会館で行った勉強会でも冷房に使用する割合は、年を通じると2%と暖房の20%、給湯の30%と対比すると桁違いに低い値が示されております。
公的な文献でも同じように年間の冷房エネルギーは極めて少ないとされています。

しかしながら東京電力は、真夏の8月上旬にエアコン冷房の電力需要が電力供給キャパシティーのギリギリまで達するため、あらゆる手段で供給体系を構築しています。
これは、東電だけでなく温暖地の電力会社の殆どが冷房対応に四苦八苦しています。

年間で使用する冷房エネルギーは極めて少ないのですが、それが一時的な時期と時間に集中しており、それを回避すると発電コストが大幅に削減されます。
真夏の甲子園球場で球児達が熱戦を繰り広げ、夏休みに入った家族が家に参集してテレビの前に釘付けになり声援する光景は、平和な時代を象徴するようでもあります。

このような温暖地の夏の居住環境の家庭で、一斉にエアコン電源を入れるとしたら、一時的には膨大な電力を使用することになります。
人の集まるときは、予めエアコン電源を入れておき、床や壁を冷やしておく事が肝心です。
陽射しを防ぐ簾や庇も大いに役立ちます。窓ガラスを遮蔽機能に変えることも出来ます。

私達、湿気の持つ潜熱に注目しており様々な研究を行っております。
気温30℃、湿度80%の時は、湿気の持つ潜熱の方が気温30℃を大きく上回ります。
冷房ピークを抑えるには、この湿気対策も必須とだと思われます。

今日は猛暑の中を群馬県前橋市にあるFAS加盟工務店、山崎建設様のファースの家、モデルハウス(写真)を訪問してきました。
隣にある一般在来住宅に同型のエアコンを取り付け、湿気管理していないとファースの家の消費エネルギーの立証実験を行っております。

写真の56坪のモデルハウス内には、2.8kwのエアコンが一台稼働しているだけです。
全館の床面、壁面、天井面と室温が26℃と同温になっており、消費電力が平均300wと調湿の効果です。
山崎建設さんは、このモデルハウス前に温熱性能もっと良いファースの家を建築しております。

明日と明後日の二日間を構造体見学で開放するそうです。施工中も涼しくなっていました。
「家は理屈でなく実感!」まさに家づくりは実感して決めるべきです。

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