豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

ファース工法開発動機は茅葺の家…北斗市~函館空港~羽田空港~東京都内

2017-08-16 19:36:03 | ファース本部

地球温暖化が進むと云いつつも夏らしくない涼しい日々が続いています。
北海道で7月と8月に暖房を行った事は初めての経験です。
今日は東京に移動してきましたが、東京もいつもよりはるかに涼しい夏のようです。

人は誰もが家の中で冬暖かく、夏涼しく過ごしたいと思う事でしょう。
そのために隙間のない高気密、断熱材を厚くした高断熱性能の住宅が普及しました。
その高気密、高断熱の性能と比例するように家の寿命が短くなったのも事実です。

私は昔の家屋で人々がどのように暮らしたかを調べた結果、茅葺屋根に行き着きました。
茅葺屋根は大量の雨水を抱え、夏の暑い時この水分を蒸発させ家の中を涼しくし、真冬はこの水分で乾燥を防ぎ、人の身体から体温を奪うのを防ぐことで温かさを保ちました。

家屋の中央の囲炉裏で、天井から吊った棒の先に鍋を下げてお湯を沸かし炊事をします。
子供達は囲炉裏端に卓袱台を持ち込み、薪が燃える赤い炎で顔を赤く染めながら飯を食い、勉強をし、親からは「薪を運んで」の声に「はい!」と応えなければ強く叱られます。

この囲炉裏端で、喧嘩しては仲直りの仕方を覚え、爺さん婆さんの昔話を聞き、父や母から自然に躾けされ、家族が一緒になって喜びや悲しみを分かち合ったもの。
この日本の伝統文化は、時代の渦に消えさせてはいけません。

私達のファースの家は、先人達が培った茅葺(写真)の思想にいつまでも拘って行きます。
さて、今日はその理念を形にするための、部材製造工場で工場長と意見交換をしてきました。

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