癌と共に生きる　手術→放射線治療→化学治療

また出来た。
口ヘルペス。
鬱陶しいから嫌いだ。

大概が、かゆみから始まる。
あれ？！・・・と思った時には出来ている。
ある意味、毎年恒例の出来物だ。

記憶では、小学生低学年の頃から・・・
最初は上唇と下唇の境目付近・・・両端のどちらかかがなることが多かった。
裂けるような痛みで、口を開くと痛かった。

歳を重ねるうちに、少しずつ症状に変化が出始め、
中学生、高校生になると水泡のようなできものが多く現れるようになった。

年頃だったことも重なり、私はそれが気になり常にいじっていた。
ヘルペス菌は伝染する。
いじればいじるほど拡大した。

成人すると、社会のストレスからか
今までにない大きさになったり、鼻腔内に発生したり
鼻の頭にも出来たりした。
さすがにその時は皮膚科に通った。
とはいっても、塗布薬を処方してもらっただけ・・・。

ここ数年も、年に1〜2度ほどのペースで発症しているが
比較的軽い症状が続いている。

今回は上唇、中央部のやや右側。
既に水泡上の出来物が現れている。
気づいたのは昨日。
その時はまだ出来物はなかった。

今朝起きた時は、水泡になっていた。
この水泡から汁が出始めると更に鬱陶しい。
初期は痒みがあるので無意識に手指が行ってしまう。

口の周りにヘルペスが現れる時、私にとっては免疫力が落ちているという警告。
この前後に胃腸が弱っていたり、風邪を引いたりすることが多い。
風邪が治った後にできることもある。

現在、腹部に違和感はあるが食欲に変化はない。
ただ、お腹がポコポコしたり、オナラが良く出る。

生前の母は、私の口ヘルペスに気づくと
栄養ドリンクをくれるなどして気づかってくれた。
ヤクルトをくれることもあった。
そういった気づかいがどれだけ貴重なものであったのか・・・なんて、
当時の自分には知る由も無い。

大嫌いな口ヘルペスを鬱陶しいと感じながら、
大好きな母を想い出している。

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