癌と共に生きる　手術→放射線治療→化学治療

父の様子を見に行った。

昨日は、行くタイミングを逃してしまった。

なので、今日は面会時間開始時刻に合わせて行くことにした。

ポカポカ陽気で、とても暖かい日差しの中

父が病院にいなければ、お散歩に連れ出すことも出来ただろう、

そんなことを思いながら・・・。

いつもそうだ・・・。

母の時もそうだった。

こうなることが分かっていれば・・・

あれも・・・これも・・・

今度は・・・来週は・・・暖かくなったら・・・

気づけばいつも先延ばしする理由づけをしている自分。

更に、父に関しては油断した。

正直父は、結構長生きするのでは・・・と感じていた。

父は71歳・・・昨年秋頃、

入所先の担当から父の健康状態が良好である旨の説明を頂いたこと。

入所先の老人ホームの入所者平均年齢は90歳を超えていること。

単純計算でも、あと20年は生きる。

これらの情報が、私自身に良いイメージを与えてくれた。

ただの根拠のない油断だった。


病室に入ると、父は気持ちよさそうに寝ていた。

起こさず帰宅することにした。

テレビカードの度数もそんなに減っていない。

そうだよな・・・看護師さんか、家族がセッティングしなければ

父はテレビをつけることも、イヤホンを装着することも出来ないのだから。


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