心の青空

2011年7月、アルツハイマーと診断された母を
どうにかして踏みとどまらせたいと奮闘中の記録のようなものです

母はもう居ない?

2017-10-24 12:40:09 | 日記
これは私の事だけど
丁度1年位前
体調を崩し緊急入院 緊急手術をしたのだが

母は「大変だったわね」
と心配してくれたけれど

何をどう分かっているのか
どこまで分かっているのか

何となく伝わるものも無く・・・
きっと数分経てば忘れてしまう


ああ・・・
もう昔のような母は居ないのだな・・
と・・・


母はちゃんと居るのだけれど
もう居ない・・


母は母なのだけれど

かけがえのない母にかわりはないのだけれど


もう母は居ないのだな・・・
と 時々心の中で
脱力感を誘う風が吹く事がある・・・


母の心は
今どうなっているのだろう・・・

全力全霊で守ってくれてた・・・
心配してくれてた・・・


そんな母は 何処へ行ってしまったのだろう・・・


今目の前にいるのは
確かに母なのだけれど


私の中の記憶にある
強くてたくましい母も


その面影も
だんだん塗り替えられてしまい


本当に遠い遠い日々にしか思えなくなり

目の前にいるのは
確かに母なのだけれど・・・

別人のような感覚に陥る事がある・・・



















大腿骨骨折のその後

2017-10-24 12:05:18 | 日記
母はただ転んだだけで大腿骨を骨折し
左足に人工骨置換手術をしている

退院後は 杖を使いながらも良く歩き

杖を忘れても良く歩き

骨折した事も忘れて良く歩き

おかげで今では全く昔と同じとはいかないが
普通に杖無しであちこち行っている。

人工骨が埋め込んであるので
不便な点はあるが

本人に骨折した記憶がもう無いので
禁忌姿勢は守られていない

それでも痛みがあるおかげで
最悪の状況には至っていない

・・・が、時間の問題だろう・・・

正座をしようとしている場面も見かけるし
普通にしゃがもうとしているのも見かける

傍にいれば注意して
やめさせる事もできるが

一瞬の出来事なので
見逃す可能性もある

というより 一人で居る時はどうなのだろう
怪しいところだ・・・


時々手術をした所を痛がっているので
恐れている脱臼や壊死を起こさなければよいのだが・・・



2017-10-24 11:53:04 | 日記
今現在 母は何の薬も飲んでいないし
通院もしていない

薬は結局気休めでしかない
と 大学病院の先生もおっしゃられてたので

今は特に何もしていない
というのが現状だ

前回大学病院で診て貰ったのが確か
2016年の1月位だったから

年が明けたら又連れて行く予定だ。

テストなんかは恐らく点数は全く取れないだろうと思うが・・・

脳の委縮も 今度とばかりは覚悟をしている。









何がどう変わってしまったのか

2017-10-24 11:37:45 | 日記
今の母は 一言で言い表せば
もう完全な認知症であると思う

大学病院で診断された
「突発性進行性失語症」

母の認知症はちょっと他のパターンと異なるらしく
主に言語を司る経路に異常があるらしい

この先は未知数で
どうなっていくかもあまり良く分からない
恐らく 少しずつ認知症になっていくだろう
という先生の見解通り

今の母は 傍から見れば
もう完全な認知症と同じだ

失語系なので 会話は殆ど成り立たない

ここ2年弱の間に
本当に更に進んでしまったように思う

こちらからの質問に対しては
もう殆ど答えになっていない返答


言葉が出ないのである

単語が殆ど出てこない

それでも 質問された事には
自分ではちゃんと答えてるつもりなのか

あーだこーだと言葉にならない事を言っている

「あーもう分からなくなった」
と 答えてる途中で投げ出す事もある


耳から聞いた事が
脳に伝わるまでは良いのだろうけど
一旦伝わった情報を処理し
言語として返すまでの間でおかしくなる

自分から発する時は
割とまともに言うのが特徴だ

それも最近は少しずつ
鈍くなってきたように思う




随分ご無沙汰しておりました・・・

2017-10-24 11:17:41 | 日記
前回の記事が2015.10月
今日は2017.10

随分ご無沙汰してしまいました・・・


大腿骨骨折で入院→人工骨埋め込み手術→退院
と 退院後は生活がガラリと変わってしまい

自分のペースで生活が出来なくなった事
家事も自分の好きなように出来なくなった事

歩行もまだままならない為 
単独行動が出来なくなったのは仕方の無い事だけど
何事も父無くして動けず
父の意見の元
父の指示の元でしか出来なくなり

認知症症状も入院した事で一気に進んだと思うし
仕方の無い事なのだろうけど

自分の好きなように
自分のペースで生活が出来ない事

父から見れば
洗濯も掃除も炊事も
もう母は前みたいにちゃんと出来なくなったから

台所は母の居場所じゃなくなったのは
仕方の無い事だと分かってはいるのだけれど

それはそれで 認知症症状が又一気に進む訳で・・・

ちゃんと出来なくても良いから
今までみたいに
好きな時間に
好きなように

母のやりたいように洗濯してもらったり
炊事してもらったりしていたら

と考えてしまう事が多々ある