共感がまったくない家に育つとどうなるのか? | カズ姐さんの深くて面白い心理ブログ

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みなさん、こんにちは。

 

リトリーブサイコセラピー®  心理セラピーで
心の悩みや問題を根本から解決する
心理セラピスト (サイコセラピスト)
カズ姐さん
こと 大鶴和江です。

 

 

札幌に飛んできましたー。

今日から1週間近くを北海道で過ごします。(・∀・)

 

 

さてさて、本日のテーマは前回の記事のつづき。

感情を出すことを禁止されている家

この続きを書いてみます。

 

 

これまでのセッションで感じたのは

日本人の多くの家庭で行われているしつけが

感情表現を禁止するものが多いのだ、ということ。

 

 

感情表現をしない、感情を禁止された家に

家族に育てられた子どもの多くは

大人になっても感情表現ができなくなる。

 

 

怖いってどんな感情?

寂しいってどんな感情?

嬉しいってどういうこと?

楽しいってどんなかんじ?

腹が立つってどんな感覚?

悲しみってなに?どんな感覚?

 

 

わからないのです。

どう表現することがこの感情なのか?

言葉と感覚が結びつかない!

という状態に。。。

 

 

感情ってなんですか?

目に見えるものですか?

食べられるものですか?という感じです。ww

 

 

これは幼少期に、、、

暴力などの身体に危害が及ぶ虐待のほか

心理的な虐待と呼ばれているネグレクト(無視)など

過酷な幼少期を経て育った方はある意味

生き延びるために自己防衛的に身に着けたスキル

辛い感情や感覚を自分から切り離す!

という技術です。

 

 

これを解離とか回避と私達は呼んでいます。

だから感情を感じようとしてもそれが常態化してるので

感情というものが感じられないしわからないわけです。

 

 

でね、それとは別に、、、

感情を表現できない人たちの多くに

共感をそもそも全くしない家族の元に育った

ということが考えられると思います。

 

 

本来子どもは好奇心いっぱいにいろんなことを

お母さんやお父さんに話してきます。

 

 

その時に両親がこんな態度だったとしたら。。。

 

 

お母さん、あのね、

今日お友達からお花もらったよ

その時お母さんは、、顔色変えずに

それはね○○っていう花よ。

という事実や説明のみを伝えるとします。

 

 

それは事実なんですが、そこにちょっと

それは嬉しいね、よかったね!

などという感情表現がまったくない家だと

子どもは物事と感情が結びつかなくなったりします。

 

 

お花をもらうことはうれしいことだ

とはならないわけです。

 

 

そうして普段から両親と共感的な関わりがないと

そういう会話しか成り立たないので

子どもにとって、事実しか認識できなくなってしまい

そこに感情が結びついていかなくなってしまいます。

 

 

お母さん、これ美味しいね

そうだね、美味しいね。よかったね。

お父さん、びっくりした!怖かった!

そうか、怖かったんだねもう大丈夫だよ。

 

 

親が感情に共感してくれる

という状況があれば

これは嬉しい事なんだ喜ばしいことなんだ

と学んでいくでしょう。

 

 

そうやって共感的なやりとりが継続して存在する

家庭に育った人ほど情緒的感性が豊かになりますが、

そういう共感的なやりとりが一切ない!

という家に育った場合はそうではありません。

 

 

感情を伴った表現が一切ない家だったり

冷たい夫婦関係だったり、

怒ることもなければ、悲しみの涙もない、

喜ぶこともなければ、感動もない、

そんな淡々と毎日を過ごしている無機質な家族。

 

 

親に何かを感動して伝えても忙しそうに

あ、そう、それがなに?後にしてよ、的な対応だと

子どもは表現することを止めてあきらめてしまう。

 

 

感情のやりとりがキャッチボールにならないと

投げても返してくれないというやりとりは

私はいてもいなくてもいいという無力感にもつながり

感情を切って何も感じないように解離することで

この家の中に居場所を確保するようになるのです。

 

 

受講生にこの話しを最近よくするのですが、

みんなに質問します。

 

 

小さい頃、お父さんお母さんが、

自分の言うことには

共感してくれたことがなかった、

という人達手をあげてみてー、

というと結構な割合で手を上げる方がいます。

 

 

その割合はびっくりするほどです。

 

 

子どもは共感されることが大事なんだなーと

ほんとに思います。

 

 

それが自己承認につながっているし、

自分はここにいていいという

自己肯定感でもあり、

居場所を確保できる→安心安全の確保にも

つながってることを改めて確認します。

 

 

感情というものはほんとに大事で、

人間が豊かに生きる原動力となるものですから

それを抑圧して生きることは多くの障害になります。

 

 

回避や解離ってほんとに人生を損してしまう、

そう思います。

 

 

怖いも不安も怒りも全部肯定して受けとめて、

いっぱい泣いて、いっぱい喜んで

いっぱい感動して、豊かな人生を手に入れる

凸凹のある人生は楽しいもんですよ。

 

 

感情はすべて肯定するもの。

著書にも書きました。

 

 

 

自分が回避や解離の傾向がある、と感じる方は

心理セラピーをおすすめします。はい。

 

 

ではではまた~(^◇^)

 

 

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