【再掲】子どもを殺してくださいという親たち | カズ姐さんの深くて面白い心理ブログ

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こんにちは。

カズ姐さんです。

 

 

先日の川崎での無差別殺人は

自殺した犯人の経歴が少しづつ

でてきましたね。

 

 

凶暴にて他人を脅したり

暴力的な面が多々見られ

そしてなぜか?

叔父夫婦宅にひきこもり、、。

 

 

以前にも記事書きましたけど

ひきこもると妄想が強くなり

被害者モード全開で世の中を恨む

というように時間がたてばたつほど

どうしようもなくなります。

 

 

この川崎事件をみてふと、

昨年書いた記事を思い出しました。

 

 

リライトしてアップしています。

 

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今日は話題の一冊について。

最近新刊が出たんですよね。

 

 

じつはこれ、押川剛さんという

精神障碍者移送サービス会社の方なんですが、

精神疾患を患っているひきこもりや

家で暴れている患者を病院につなげる

というサービスをしているそうです。

 

 

私もそういうサービスがあるんだということを

この本で初めて知りました。

 

 

漫画も2冊、著書も一冊読みましたが、

実際にあったリアルなお話を少し脚色して

書いてあります。

 

 

それにしても、リアルすぎる話の数々に

読んでるとどどーんと暗くなる話しばかりなので

私は移動の飛行機の中だけで読んでいます。

 

 

この回避してひきこもる人達は

現代の社会問題でもありますが、

これは核家族化の問題と少子化の問題とも

深い関係があるのではないか?

と感じています。

 

 

少子化となると大きな問題は

親が子どもに

過剰な期待をかけることですね。

 

 

どうして問題なのか?というと

過剰な期待と

過剰なお世話は人をダメにする

ということです。

 

 

 

愛情と言う名の過剰な教育と干渉が

親の果たせなかった願望達成の道具として

子どもを思い通りの立派な子にすることで

親自身の渇望感や成功感や

自己重要感を満たそうとし、

 

 

その結果として、

 

 

うまく社会に適応できて

有名大学に進学し、一流企業に就職し、

親の願う立派な人との結婚をして、、

家の栄光を叶える人物として認められ、、

という願望を叶えたら大成功。

 

 

しかし、

すべての人間がそうではありません。

 

 

逆に、

社会適応能力がまったく育たず、

ちょっとした失敗や挫折や

他人からのジャッジや否定を受けただけで

すべてがダメだ!となり、ひきこもる

というパターンがものすごく多いんですね。

 

 

ひきこもりが悪化すると、

 

 

親に迷惑をかけ続けては復讐し、

近所に嫌がらせをしたり、

ゴミに埋もれてゴミ屋敷になったり、

老親を拘束して年金を搾取したり、

自分がこうなったのは親のせいだと

すべてを親や社会のせいにして

自分の行為をすべて正当化し、

親に暴力や暴言など恐怖支配する。。。

 

 

という感じになります。

 

 

まさに、この

子どもを殺して欲しいという親たち

に出てくる子どもたちです。

 

 

私もこのようなケースを何度も過去に

扱った経験がありますが、

どのケースも例外なく

親の問題が非常に大きいと感じます。

 

 

とくに

夫婦関係が悪い家庭は要注意です。

 

 

この漫画に出てくるケース事例をみても

例外なくまず夫婦関係が悪いんですね。

 

 

なぜ夫婦関係が悪い家族にひきこもりが

多いのか?というと、自分の満たされない

想いや欲求が叶えられない不満や不安などを

本来は夫婦間の問題であるはずなのに、

子どもを思い通りにすることで

自己満足を得ようとすることから始まるわけです。

 

 

つまり、

子どもに集中していれば、

本当の問題から目をそらすことができます。

 

 

私が過去に扱った問題も

ほんとに判を押したように

子どもの問題の前に親、夫婦間の問題でした。

 

 

大概の親はこの漫画のように

子どもをなんとかしようしようとするのですが、

問題解決の方向を間違っているんです。

 

 

なぜなら

子どもは親の葛藤を背負って

ひきこもるわけですから。

 

 

だから親同士がケンカし葛藤して

お互いがお互いのせいにして

被害者になっているうちは

 

子どもの問題は

なにひとつ解決しません。

 

 

逆にですね。

 

 

夫婦の問題が解決すると

自然に子どもは

自分の人生を生き直し始めるわけです。

 

 

先日も長年ひきこもっていた子どもが

自分たちの夫婦関係がよくなるにつれてなぜか?

外に出て自分から働き始めたという報告を聞き

ほんとうに嬉しく思いました。

 

 

そういうケースは多いものです。

 

 

子どもの問題は自分たちの問題の投影

鏡となって教えてくれる存在でもあります。

 

 

良くも悪くも子どもは

家族のバランス役を

無意識に引き受けているわけです。

 

 

不思議ですね。

 

 

この漫画では

子どもが精神疾患であると

判断されなければ

家庭から病院につなげられない

わけですが、それですべての問題が

解決するわけではないんですね。

 

 

しかしこの川崎無差別殺人のような

最悪の事件を防ぐためには

必要なお仕事ではないか?と思います。

 

 

この本の中では

これらの家族にとっての最善の選択

最終的な結末は

強制的に切り離すしかない、

ということになりますが、

 

 

もっと問題なのはここまでくるまでに

ひきこもりが長期化することによって

重症化してしまうことだな

と思いました。

 

 

そして重要なことは

家族が家族から逃げないこと

誰かに相談する勇気を持つこと

汚点として隠そうとしないこと

ひきこもる環境を作らないこと

だと思います。

 

 

 

ということで、

心理セラピストとしての感想でした。

 

 

ぜひご一読ください。

 

 

 

 

 
ではではまた~(^◇^)
 
 
 

 

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