ポーの一族のポスター、お目見えして2週間くらい経ちます。

バンパネラといえばバラ、そこにエドガーとアランがたたずむシンプル・イズ・ザベストのデザインになりました。
んで、みりお君のエドガー、ちょっと大人びた感じだけど、ビジュアルやっぱ最強。
先行画像の時はロココ調の衣装で、作中初期のバンパネラになったばかりの時代のイメージだったのが、
ポスターの衣装だとアランが登場した19世紀後半~20世紀前半のイメージに。
上演発表の時点ではキキ君がアランだと思われたけど、宙組に組替え決定、
2番手に繰り上がったれい君がアランに。
ここまでは順当として、ゆきちゃん(仙名)がメリーベルではなく、シーラなのがやはりひっかかる。
シーラとアランが登場する時点で「ポーの一族」をやるのは確定として、この1話だけにするのか、周辺のエピソードも含めて
1本モノに仕上げるのか気がかりですね。
公式HPの公演解説も「イケコがずっとやりたがってた」以外何も言ってないに等しいし、そのイケコがただでさえ遅筆なんで(笑)、
上演決定発表のインパクトからほとんど進展がない本作、
制作発表はハンナの千秋楽後にやるとは思うけど、
ちゃんとやってくれんのか?と心配になりかねない。
話によって時代も舞台もさまざまでどこも魅力的なこの作品、
「エディス」「小鳥の巣」「エヴァンズの遺書」とか
今回だけでなく別箱でいいから舞台化してほしいエピソードが沢山あるので、タカラヅカの二次元再現力がどうなるか、まずは動くエドガーとアランが早く見たい!

そして2018年大劇のその他の上演作品、
徐々にアナウンスされてきた中でビッグタイトルなのはやはり「凱旋門」、
それも理事主演で。
かなり学年もいっているだいもんに理事降臨で1作主演のチャンスを奪うはどうなのかという気持ちもあるけど、一応名作の誉れ高い作品なんで、
再演自体は素直に嬉しい。音楽も(故)寺田御大だけじゃなく、斉藤恒芳さんも参加されてるし。
グランドホテル・ガイズ・そして凱旋門と、かつての話題作名作をここ数年ちゃんと再演してくれるのは、当時まだ子供で劇場行く度胸なかった身としては感謝の一言であす。
んでショー「Gato Bonito」のテーマ「猫」なのはやはり「美麗猫」を連想せざるを得ない(笑)こちらも観たことありませんけど。同じ2000年上演のショーだ。
ラテンショーと明言してるので褐色か黒塗りですねー。

他のラインナップはというと、
月組:ダーイシ(石田)の芝居、くーみん(上田久美子)先生ついにショーデビュー
宙組:小柳お得意のマンガのミュージカル化/またもシトラスの風再演
星組:谷センセイの落語ミュージカルと「紅」がテーマの齋藤ショー

という内容で、特にショーについていえば、藤井・中村B・中村A・稲葉あたりのいつもの顔ぶれがいなくて、斬新な面子。
くーみん先生自身のみならず女性演出家初のショーになる「BADDY」も楽しみ。珠城君:バッディ、ちゃぴ:グッディ(だよね?)と通しで役があるショーも
久々(再演したノバボサノバ以来?)なんで、音楽も脚本も装置も、何もかもがどんなものか見たくてしょうがない。
宙組の二本立ては「天は赤い河のほとり」とな!?原作ほとんど知らない作品だけど、「金色の砂漠」に続く中東古代史モノ。
そして作品の概要読んでみて、ナキアに最適であろううららちゃんがいないことを残念がる。
ショーは...まあ、岡田氏ははっきり言って嗜好が全く合わないけど、宙組20周年ってことである意味やらざるを得ないんでしょう。
星組は大劇場で日本物コメディと、久々の齋藤ショーというイロモノ同士の組み合わせとなった模様。
紅君の青天、ちぎさんばりの美男町人が見れそうだし、
サイトー君が「ルージュ」つながりでどんな曲を使ってくるか、小顔で何着せても似合う綺咲ちゃんにどんなコスプレをさせてくるか見ものです。

しかし毎年上演してた海外ミュージカル1本立てが今のところなし(一応WSSを別箱でやるものの)、1本立て自体もポーの一族だけというかなり珍しいラインナップだ。
だいもんの雪組なんて1789やモンテ・クリスト伯(ワイルドホーン作曲の方)上演するのに最適だと思うんですが…
何度も書くけど、個人的にイケコ・小柳・上田あたりの皆さんの活躍で「芝居のレベル」はここ2年程で見違えるほどよくなってきたので、もしやその流れオリジナルの新作の充実を図ってたりするのか。
直近では「ポー」はもちろん、野口先生以来のショーデビューになるくーみん先生のショー、これに非常にワクワクしてます。

それでは。