マージとは?マージの意味を丁寧に解説

Webマーケティングの用語、マージの意味を解説していきます。

マージ(merge)とは
「合併する」「融合する」の意味がある英単語で、
複数の電子ファイルやデータ、プログラムを
決められたルールのもとで1つに融合することを意味します。

マージは情報工学やITの分野で使われる用語

マージは情報工学やITの分野で使われることの多い用語です。

マーケティングを含め、さまざまな分野で
マージという言葉は使われています。

しかし、マージが最も多く使われるのが情報工学やITの分野であり、
複数のファイルやデータ、プログラムを融合する意味で
使われている言葉になります。

「顧客データと売上データをマージする」

「週次ファイルをマージして月次ファイルにする」

このように、データやファイルをまとめて1つにする場合に
情報工学・ITの分野では使われる言葉になっています。

つまり、マージとは「何かを結合する」「統合する」「合体する」ことで、
マーケティングを含め他の分野で使われる場合にも
基本的には同じ意味で使われることになります。

マージの基本的な意味として「何かと何かを合わせて1つにすること」を
しっかりと覚えておけば、分野に関係なく、
マージという言葉が出てきても意味が理解できるはずです。

マージ(merge)とパージ(purge)

マージ(merge)と同時に使われる言葉に「パージ(purge)」という
「削除「削除」「切り離す」「追放」という意味の言葉があります。

パージはマージの対義語であり、
マージが何かと何かを合わせて1つにするのに対し、
パージは「不要な部分を切り放す」という意味で使われます。

他にもパージには
「不要なファイルやデータをまとめて削除する」などの意味もあります。

マージが情報工学やIT以外の分野でも使われているように、
パージもさまざまな分野で使われる言葉になります。

その場合でも、「不要な部分を切り放す」という意味になるので、
たとえば機械を扱う現場でパージを使う場合には、
機械内部に溜まったゴミを取り除くことをパージと呼んだりもします。

マージとパージはITやマーケティングではセットで使われる言葉

情報工学・ITやマーケティングでは、
マージとパージはセットで使われることも多い言葉です。

データベースに散らばったデータをルールを決めてマージ、
つまり1つにし、
その後不要なデータをパージ、つまり削除することで
データベースを整理したりするからです。

そのため、ITやマーケティングの分野では
「マージ&パージ」などと言われることも多くなります。

マーケティング分野でのマージ

もちろん、マージという言葉が使われるさまざまな分野には
マーケティング分野も含まれています。

重複した情報を統合し、1つの新しい情報にまとめ、
整理、管理していくことがマーケティング分野でのマージとなります。

たとえば、顧客データベースに同じ人物・企業の顧客データある場合、
それは重複した情報となりますので、
マージによって新しい情報として統合し、まとめる対象となります。

マージアルゴリズムとマージソート

マージと同時に使われる用語である
マージアルゴリズム、マージソートについても解説していきます。

マージアルゴリズム、マージソートは
主に情報工学で利用される言葉であり、
関数型言語で利用されます。

マージアルゴリズムとは?

情報工学・ITの分野やマーケティングの分野でマージを行う場合には
データやファイルなどを1つにまとめるための「ルール」が必要になります。

複数の情報を1つの情報にまとめるこのルールを
「アルゴリズム」と情報工学・ITの分野では呼び、
特にマージで利用するアルゴリズムについては
「マージアルゴリズム」と呼ばれています。

マージソートとは?

そして、マージアルゴリズムを利用して
ソート、つまり、並び替えを行い、データ・情報を整理することを
マージソートと呼びます。

複数の情報列がある場合、
1つの情報列に統合して整列することをマージソートと呼び、
逆に1つの大きな情報列を複数の情報列に分け、
それぞれを整理することもマージソートと呼びます。

まとめ:マージは一般的には顧客データの整理・管理で使われる

もともとは情報工学やITの分野で使われていたマージという言葉ですが、
現在ではマーケティングなどの分野でも、
幅広く使われている言葉になっています。

元々の英単語、マージ(merge)の意味である
「合併する」「融合する」の意味から
どの分野で使われる場合でも
「1つにする」の意味で使われることがほとんどになります。

特にマーケティングの分野では、
重複した顧客データを統合し、
更新する場合にマージという言葉が使われます。

逆に、顧客データの中に不要なデータ、
つまり、競合他社・ライバルのデータが存在し、
それを削除する場合に、マージの対義語で、
「取り除く」意味を持つパージが使われることになります。

さまざまな分野・業界で使われることの多い言葉なので、
マージの意味だけでも覚えておくことで
今後のビジネスに活かしていくことができるでしょう。

以上が、マーケティングの用語、マージの意味になります。

ぜひ、参考にしてください。

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