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『人生と勉強に効く 学べるマンガ100冊』は、如何に自分自身の視野が狭かったかを気づかせてくれる、よい本でした。

全体的な感想

私自身は、少年時代にそこそこマンガを読んできたつもりではいたが、
この『人生と勉強に効く 学べるマンガ100冊』を見ると、
如何に自分がマンガを読んでいないか・あるいは・自分自身の視野が狭かったか…ということに気づかされる一冊であった。


「学び」をテーマにしていることもあって、それぞれの章には「○時限目」といった名称が付けられている。

そして、目次には、

1時限目 文学
2時限目 生命と世界
3時限目 芸術
4時限目 社会
5時限目 職業
6時限目 歴史
7時限目 戦争
8時限目 生活
9時限目 科学・学習
10時限目 スポーツ
11時限目 多様性

…とあり、それぞれの章ごとに、2-3冊のマンガのタイトルが記載されている。
それぞれの章には、それぞれのテーマに沿ったマンガの表紙の掲示と、マンガの解説が記載されており、
それぞれの章の代表的なマンガの1ページのみが掲載されている。

解説そのものは文章であるし、読んでみたくなるものばかりなのだが、
この本であげられている 100冊 の一覧表が、目次にも、巻末にも、記載されていないのである。
一覧表がない…ということが不便ではあるが、却って、マンガのようにページをパラパラとめくる行為に繋がるのである。
これはきっと意識して、パラパラとめくる行為を促すように一覧表を作っていないのだろうな、と感じるところでもあった。

100冊のうちの、自分がいままで読んだことがあるものの感想

この本で紹介されているマンガのうち、私が少しでも読んだことがあるものを数えてみる。

『寄生獣』岩明均
『風の谷のナウシカ』宮崎駿
『火の鳥』手塚治虫
(『のだめカンタービレ』は、ドラマでは見たことあるけど、マンガでは読んだことがないので、ノーカンにしておこう。)
『蟲師』漆原友紀
『ギャラリーフェイク』細野不二彦
『ヒカルの碁』小畑健
『健康で文化的な最低限度の生活』柏木ハルコ
『ゴルゴ 13』さいとう・たかを
『沈黙の艦隊』かわぐちかいじ
『ナニワ金融道』青木雄二
『JIN -仁-』村上もとか
『神の雫』オキモト・シュウ
『ブラック・ジャック』手塚治虫
『ブラックジャックによろしく』佐藤秀峰
『キングダム』原泰久
『お~い! 竜馬』小山ゆう
『センゴク』宮下英樹
『アドルフに告ぐ』手塚治虫
『はだしのゲン』中沢啓治
『ピンポン』松本大洋
『リアル』井上雄彦

…といったところか。
数えると 21 。100冊のうち、1/5になんとか達したところか。情けないところだ。

こうして、自分が読んだことがあるマンガ・自分が好きなマンガが紹介されているのはなんだか不思議な感覚が味わえる。
「あー、そうそう。このマンガ、面白いよねー」といった感覚だ。
…と同時に、「なんで、○○が紹介されていないんだ?」という感覚も抱くのだが。
本当に、たくさんのマンガが世には出ているんですね、本当に。




私自身のオススメ

この本のテーマは「学び」ではあるが、その点をほぼ無視してみると、
あえて5点だけ、オススメしたいものを挙げると、

『寄生獣』岩明均
『ギャラリーフェイク』細野不二彦
『キングダム』原泰久
『アドルフに告ぐ』手塚治虫
『ピンポン』松本大洋

…といった感じになるだろうか。

どのマンガも好きだが、
ギャラリーフェイクは、美術がどうのとか学問がどうのとか、あまり関係がなくて、メインヒロインのサラがかわいい

これから読んでみたいマンガ

この本で上げられているマンガのうち、特に読んでみたい、と感じたものをあげてみる。

『あさきゆめみし』大和和紀
『3月のライオン』羽海野チカ
『夏子の酒』尾瀬あきら
『ドラゴン桜』三田紀房
『聲の形』大今良時

…かな。

この本を読書会で紹介したときに、女性の参加者から
『あさきゆめみし』は、「大学受験の合間に勉強する…という名目で、息抜きとして読んでいて、面白かった」とリアルな声が聞けたので、なおさら興味が惹かれました。
源氏物語をテーマにした少女マンガらしいのですが、紹介されなければ、知らなかったマンガであり、自分自身が如何に、好きなものしか目に入らないか、気づきますね。

自分自身の視野を広げてくれるキッカケを持たせてくれた、よい本でした。

-LIFEHACK

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