Q:「人工授精は、男性側に問題がある時に行うと聞きました。男性側に問題が無い場合は、行う意味があるのでしょうか?」


皆様、こんにちは。


ラボスタッフのHN:あかねです。

御主人様の精子の所見に問題が無いという場合でも、

「人工授精」を行うメリットはあります。
それは、精子が子宮内へ進まず、

膣内で止まってしまう可能性を無くしてくれるからです。

自然妊娠・タイミング治療の場合、

精子は膣から子宮の奥の方へ泳いで上がっていく必要があります。
膣と子宮の間の頚管には、

頚管粘液という粘性の高い粘液があります。
ここで、精子所見が良い方であっても、

多くの精子が止まってしまいます。
全ての精子がここで止まってしまった場合は、

いくら排卵のタイミングに合わせて性交渉を取ったとしても、

精子と卵子は出会う事が出来ないので、妊娠には至りません。

「性交後検査(性交渉を取った後に、子宮頚管粘液内にて精子が元気に動いているかを調べる検査)の結果が良かったから、大丈夫!」

というわけでもありません。
性交後検査=フーナーテストの結果が良いからといって

毎周期必ず、

精子が子宮の奥まで進んでくれているわけではないのです。

子宮頚管粘液の中で精子が元気に動いていたとしても、
精子が子宮内へうまく上がっていけていない場合もあります。


そこで、「人工授精」を行うことで、

周期的な変動なく、

精子を子宮内へと届けてあげる事が可能となります。

 

つながるうさぎ下矢印是非共ペタしていって下さいね下矢印つながるうさぎ