人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

「プラハのモーツアルト 誘惑のマスカレード」を観る~「フィガロの結婚」,「ドン・ジョバンニ」をはじめモーツアルトの曲がふんだんに流れる / 東響「ドン・ジョバンニ」出演者変更

2017年12月06日 08時04分48秒 | 日記

6日(水).昨夕,内幸町の某所で,元の職場の入社時の直属の上司K氏を「励ます会」があり 出席しました ロンドン在住のK氏が奥さまを亡くされたことから,同氏の帰国中のタイミングをとらえてOBのU氏が所縁の人たちに声をかけ,K氏を含め11人が集まりました 会場階でエレベーターを降りたところで,当ブログの読者ゆえさんとばったりお会いしました 一段と綺麗になった彼女は2夜連続の忘年会とかで,お酒が飲めないのに仕事柄付き合わなければならないのでお気の毒でした 「またいずれ食事でも」ということでお別れし,会合に出席しました

「励ます会」ではK氏夫妻の写真をテーブルに置いて歓談しました K氏は米国駐在代表や欧州駐在代表を長く務められたほか,「改革の総務部長」として先頭に立って仕事の見直しに当たられた人です 各自がK氏との思い出を語ることになり,トップバッターに指名された私は,ン十年前に就職した時に直属の上司であるK氏から文章の書き方を徹底的に仕込まれ,それが後に労組の書記長として労働組合の「組合ニュース」を書く時,ひいては現在ブログを書くときの基礎になっていることを話しました 現在85歳のK氏ですが,まだまだお元気なので,またいつか再会したいと思います

ということで,わが家に来てから1162日目を迎え,国連のフェルトマン事務次長が5~8日の日程で北朝鮮を訪問すると発表した というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

                なぜもっと早く国連が動き始めなかったんだろうか? 世界七不思議の一つだな!

 

                     

 

昨日,夕食に「鶏もも肉のほったらかし焼き」と「生野菜サラダ」を作りました 「鶏~」は,塩を振って弱火で焼き 塩コショウを振るだけの超簡単料理ですが,ジューシーに焼くコツは途中でひっくり返したくなるのを我慢することです

 

     

 

                     

 

12月10日(日)にミューザ川崎シンフォニーホールで開かれるモーツアルト「ドン・ジョバンニ」(ジョナサン・ノット+東京交響楽団)の出演者の一部が変更になりました 何とドン・ジョバンニ役とドンナ・エルヴィーラ役の二人が『急病のため来日を断念せざるを得なくなった』とのことです ドン・ジョバンン二はミヒャエル・ナジ  ⇒  マーク・ストーンへ,ドンナ・エルヴィーラはエンジェル・ブルー  ⇒  ミヒャエラ・ゼ―リンガーヘ,それぞれ変更になりました

個人的には変更前も変更後も知らない人たちなので ほとんど影響ありませんが,それにつけても日本って海外からナメラれていませんか

 

                     

 

昨日はモーツアルト(1756年1月27日-1791年12月5日)の226年目の命日でした この日を選んで,新宿武蔵野館でジョン・スティーブンソン監督「プラハのモーツアルト  誘惑のマスカレード」(2016年,チェコ・イギリス合作映画,103分)を観ました この映画はモーツアルト生誕260年を記念して作られた作品ですが,モーツアルトがプラハでオペラ「ドン・ジョバンニ」を初演したという史実から着想を得て,プラハの上流階級を舞台に繰り広げられる モーツアルトと新人歌手とオペラのパトロンの三角関係の行方を描いています

 

     

 

1878年,プラハの上流階級ではモーツアルトのオペラ「フィガロの結婚」の話題で持ちきりになっていた 現地の名士たちから新作の依頼を受けたモーツアルトはウィーンを離れ喜んでプラハを訪れ,友人ヨゼファ夫人の邸宅に逗留し「フィガロの結婚」のリハーサルと新作オペラ「ドン・ジョバンニ」の作曲に勤しむことになった やがて,彼は「フィガロの結婚」のケルビーノ役に抜擢された若手オペラ歌手スザンナ(!)と出会い,彼女の美貌と歌の才能に魅せられる 一方,スザンナもモーツアルトが妻帯者と知りながら,その天才ぶりに魅了されるようになる しかし,オペラのパトロンであり猟食家という噂のサロカ男爵もスザンナを狙っていた スザンナは両親から資産家のサロカ男爵と結婚するよう説得されるが,彼を嫌うスザンナは両親が不在の時モーツアルトを自宅に招き入れる 二人の関係を疑うサロカ男爵は嫉妬にかられスザンナを問い詰め,興奮のあまり彼女の首に手をかける

 

     

 

ストーリーはサロカ男爵をド・ジョバンニに見立てて作り上げたフィクションですが,オペラ「ドン・ジョバンニ」の序曲をお酒を飲みながら たった一晩で書き上げたエピソードなどの史実も盛り込まれており,興味深いものがあります 映画では全編にわたり「フィガロの結婚」「ドン・ジョバン二」を中心にモーツアルトの音楽が演奏され,歌われています 演奏はプラハ市立フィルハーモニー管弦楽団です 冒頭のシーンでは「フィガロの結婚」第2幕冒頭の伯爵夫人のカヴァティーナ「愛の神様,私の苦しみとため息に」がソプラノで歌われます 仮面舞踏会の場面では,モーツアルトの曲に混じって,ボッケリーニの弦楽五重奏曲の有名なメロディーも流れていました あやうく騙されるところでした

一番感動したのはエンドロールで流れたモーツアルトの「ヴェスペレ(証聖者のための晩歌)K.339」の第5曲「ラウダーテ・ドミヌム(主を褒めたたえよ)」です この曲は「ラ・ラ・ランド」を押さえて第89回アカデミー賞作品賞を受賞した「ムーン・ライト」でも使われていましたが,純粋で天国的な曲です

個人的な感想を言えば,実際のモーツアルトはこの映画で演じたアナイリン・バーナードほどのイケメンではなかったと思われます(もっともモーツアルトに会ったことはありませんが).しかし,この映画のストーリーでは”適切な人材配置”でしょう ちなみに私が最もモーツアルトらしい肖像画だと勝手に思っているのは,1978年に刊行された高橋英郎氏による「モーツアルトとともに一年を」の表紙に掲載された下の肖像画です

 

     

 

映画の出来としては,ミロス・フォアマン監督「アマデウス」の足元にも及ばない作品ですが,モーツアルトの音楽が好きな人にはたまらない映画だと思います

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 読響アンサンブルでブラーム... | トップ | 西加奈子著「サラバ!」(上... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ありがとうございました (ゆえ)
2017-12-06 16:15:56
昨日はお目にかかれてよかったです。一段と太ってしまいました…こんなはずでは…

またお声掛けいたします!
忘年会がない日にでも (tora)
2017-12-06 19:29:55
ゆえさん,コメントありがとうございました.
特典CDは3枚ありました.いつかお渡ししたいと思います.忘年会のない日にでもお目にかかれたら嬉しいです

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事