●上大利小水城(第3次調査)現地説明会
大野城市教委主催の発掘調査説明会です。
小水城(一見すると小さな土手です)は知ってましたが、近くで見るのは初めてです。
水城の本堤と共通点・違いは有るのでしょうか・・・

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小水城は、水城の西800mにあり、丘陵の間の谷をふさぐために築造されました。
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全景はこんな感じです。
幅約23m、長さ約90m、高さ約5mです。水城(本堤)と比べるとやや小規模です。

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熱心な歴史ファンが発掘担当者の解説に耳を傾けました。
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東側の土塁の積み方は、かなり精緻な状態です。(縞々の部分)
約5㎝の厚さで、土質の違う土を互層に積み上げています。
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西側の土塁は、丘陵(地山)を平らに整形した後、比較的厚めに盛った様子・・・
盛土場所の地形・地質に合わせて、土塁の積み方を変える古代の土木技術はすごい!

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ちなみに、水城(本堤)の断面はこんな感じです。
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断面がリアルに陶器で再現されてます。
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