【離婚相談室】離婚後も子供と幸せになるために☆子どもの年齢別・離婚が及ぼす影響について知って、子どものケアをする

【離婚相談室】離婚後も子供と幸せになるために☆子どもの年齢別・離婚が及ぼす影響について知って、子どものケアをする

こんにちは!占いセラピストの朱かねです☆
今日も幸せのエッセンスについてお話していきます^^

【離婚相談室】どんな状況でも、子どもについての悩みは同じ。大事なのは「相談相手を持つ」こと
の続きです。

今日は、“離婚が子供に及ぼす影響”
について、知っていただけたらいいなと思い、
この記事を書きました。

お子さんについて、
悩まないママはいないと思います。

私が、人様の相談に乗ってきた経験として
いえるのは

“知識が前向きな行動を作る”
ということです。

特に、子どものこころについては
情報が少ないように思いますし、

まして、“離婚”という、環境の変化を
経験した子どもについての情報は

とても少ないですね。

それもそのはずで、
離婚・再婚に関わる子どもの
心理の研究は、
日本ではあまり進んでいないのです。

つまり、データがないのです。

そこで、前回同様、今回も
「乳幼児・児童の心理臨床」
という視点から

その少ない中でも信頼のおける研究結果を
ご紹介したいと思います。

なお、この記事は、
小林真理子 塩崎直美(2017)『乳幼児・児童の心理臨床』放送大学教材 158-161
を引用・参考にしています。

離婚が与える影響は、子どもの年齢によって違う

私は、今まで、離婚が子どもに与える影響が
子どもの年齢によって違うなんて、
考えてことがありませんでした。

せいぜい、子どもの性格や
お母さんの性格、
離婚までや離婚からの
環境によって
多少変わるくらいかな

という程度にしか、思っていませんでした。
これって、経験則ですよね!

では実際に「離婚が子どもに及ぼす影響」
にはどんなものがあるのでしょうか?

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ベネデックとブラウン(Benedek&Brown,1995)
◆親の離婚を事実として受け入れるのは子供にとって大変つらいこと。
不安、悲嘆、怒り、罪悪感、孤独感、疎外感、といった感情が生じる。
⇒行動上の問題として、睡眠障害や摂食障害、学校での問題行動が起こったり、身体症状として現れることもある。
小林真理子 塩崎直美(2017)『乳幼児・児童の心理臨床』放送大学教材 P158-159

これをみると、両親の離婚が想像以上に
子どもの心に影響していることがわかりますね。

離婚前~離婚後は
ママとしては自分のことに精一杯です。

それは、今後の経済的な不安や
環境の変化、
何よりも子供への影響のことで
頭と心がいっぱいになりますが、

あくまでそれは、
ママの世界のお話です。
少し辛口ですが…

きちんとお子さんとコミュニケーションを取り、
子どもの世界をママと共有・共感することが
大事なことですね。

年齢別・0~18ヶ月の子どもに現れる問題

干支九星 離婚相談 さいたま 占い セラピー 朱かね

アタッチメント(愛着)とは
簡単に言うと
「心の強い結びつき」のことです。

赤ちゃんは、長い時間自分のそばにいてくれる
ママとが、
自分のお世話を一生懸命にしてくれることで、

「アタッチメント(愛着)」を形成します。

アタッチメントは
子どもに安心感を与え、
自分や他者への安心感の基盤です。

そして、その信頼感があるからこそ、
社会とのつながりや、
自分の才能の開花の土台となる
大切な要素です。

0~18ヶ月の子どものうちに
両親の離婚を経験する子どもは

この「アタッチメント(愛着)」の形成に

マイナスの影響を受けている。
ということです。

大切なのは
「アタッチメント(愛着)」は
子どものが一人で作るものではなく、

「ママとの共同作業」で作られていくということです。

P.S.赤ちゃんは、自分で自分のことを表現する力が限られています。
だから、「何もわかっていない」と思う人が多いです。

でも、表現する能力と、感じ取る能力は違う分野です。
わかっていない、決めつけず、赤ちゃんであってもきちんと説明してあげたいですね。

18ヶ月~3歳

干支九星 離婚相談 さいたま 18~3 占い セラピー 朱かね

性同一性とは
「自分がどの性別に所属するか、
そして、その所属している性別に同一感があるか」
ということです。

例えば、女性に生まれたとして、
自分が女性であることが認識できているか
また、女性であることに対して
「そうである」と言えるかどうかです。

18ヶ月~3歳の間に両親の離婚を経験することで、
この「性同一性」が獲得できず、

お年頃になった時に
【恋愛に対する抵抗】が出たり、
【異性とうまくコミュニケーションが取れない】
などの影響が残る。
ということです。

3歳~5歳

だんだん大きくなり、
会話も楽しいお年頃ですが

3歳~5歳の子どもの特徴は
「自己中心性」といって
「世界が自分を中心に動いていると思い込む」
ところにあります。

これは、子どもの自然な発達なので、
それ自体をどうこうしましょうということではなく、

そういう状態の子どもだから、
受けてしまう影響について

ケアしましょう。
ということです。

「世界が自分を中心に動いていると思い込む。」
というのは、

全てのことに自分がかかわっていて、
自分が何かすれば
それが変わる。と思っている。
という状態です。

本来、両親の離婚は
パパとママの問題であって

子どもが悪いわけではありません。

それなのに、
「自分が悪い子だから、パパとママが離婚するんだ。
だからいい子にしていなくちゃ」
と、極端に良い子になったり、

そういった抑圧を抱えきれなくなり、
心身症状(おなかが痛い・頭が痛い・食欲がないなど)

が出ることもあります。

また、分離不安…パパやママと離れる不安から、
赤ちゃん返り
(赤ちゃんになればパパとママがいてくれるという心理など…)
をしてしまうこともうなずけます。

暗闇や特定のものを怖がるのは
やはり、見えないものへの不安
からくる症状です。

いずれも、離婚前からの
両親と子どもの間の信頼関係や

子どもへの説明などの
こころのケアが必要ですね。

6歳~8歳

干支九星 離婚相談 朱かね 5歳から8歳

6歳~8歳とは、小学校低学年です。
このころになると、
現実として
両親の離婚をみるようになるのですね。

ということは
現実なので
本当に、辛く悲しいのです。

また、私が最も気になったのは
「見捨てられたという気持ちになる」
「別居した親に対する忠誠心と
同居親との間の葛藤に苦しむ」
というところです。

今まで両親ともにそろっていた子どもから見たら
片方の親が家を出ていく、
または、片方の親と家を出ていく
ということは、

別居の親に対して
「見捨てられた」
と思うことは、ごくごく自然なことかもしれません。

そして、
「別居した親に対する忠誠心と
同居親との間の葛藤に苦しむ」

のは、別れたほうの親とのつながりを信じたい気持ちが
一緒にいる親への批判につながるのかもしれないな、と思いました。

子どもには、こころのグレーゾーンはありません。

どちらかが良くて、どちらかが悪い。
という考え方が、子どもらしい考え方とも言えます。

本当は一つであるはずの“自分のパパとママ”
が二つに割れてしまったとき、

どちらを選ぶかなんて、
子どもにはできません。

子どもは、ただでさえ膨大なエネルギーを注ぐ
学校生活を
その葛藤に使ってしまう

と考えると、分かりやすいのではないかと思います。

大人でも、
辛いことがあった時、
「それはそれ、これはこれ」
とはいきません。

子どもはそれ以上に
苦しんでいるということを

ママがわかっていることが

本当は子どもにとっての
何よりの救いなのです。

9歳~12歳

干支九星 離婚相談 9歳^12歳 朱かね

このころになると、
ある程度こころのバランスを
自分でとることができるようになっているといいます。

しかし、「誰が良くて、誰が悪いか」
といった基準で
人間関係をみる一面もあり、

「パパが悪い人だから、ママと離婚した。ママはいい人」

というような、対立関係で
離婚を理解します。

私はこれについてとても
危機感を感じます。

ママは、パパのことが嫌いだから
離婚するのはわかるのですが、

ママが、子どもを味方につけるような言動は
いかがなものかと思います。

ママが、子どもに向かって
パパの悪口を言えば、
子どもは簡単に
ママの味方になってくれます。

でも、それでいいのでしょうか?

ママの気持ちはわかります。
ご主人が嫌いだから離婚するのですよね。

でも、子どもにとっては
どちらも親です。

子どもの正義感や道徳観に上乗せして
子どもを味方につける
というのは

はたから見て、どうでしょうか?

「悪い奴だから、やっつける」

という離婚でいいのでしょうか?

そもそも、子どもが世界で一番愛しているのは
母親です。

子どもって、本当に、心の底から
お母さんの幸せを願っているのです。

それを知っていたら、
わざわざ、子どもを自分の味方につけるようなことを
しなくてもいいのです。

万が一、ママの悪いところを指摘されても
それは受け入れるべきです。

離婚に際し、ママが冷静な視点を持つことは
子どもにとって、大切なことなのです。

まとめ

今回は、
【親の離婚が与える影響は、子どもの年齢によって違う】

ということを、
少しでも知ってもらいたくて
この記事を書きました。

離婚に際し、
子どもへの心配が
ないママはいません。

子どもへの影響を心配し
離婚に踏み切れない方も

たくさんいらっしゃいます。

そして、
こういう研究は日本ではまだまだ遅れがあります。
(先進国はアメリカです)

たまたま試験勉強中にこのトピックを見て
「これは、離婚を考えるママや、
離婚後のママに、子どものことを知ってもらいたい」
と思ったのですが、
いきなり、心理的発達の
応用編になってしまい、
少し難しくなってしまいました。

心理学は奥が深いので、
これから、
子どもの発達などの
話題もUPしていこうと思います。

そして、今回は
具体的な対処法やケア方法を
書いていないので

絶望的な気持ちにさせてしまったかもしれません。

次回から、子どもが離婚を乗り越える期間や
親の離婚を経験する
子どもへの支援のお話をしたいと思います。

先ほどもお話ししましたが、
子どもが世界で一番好きなのは
「ママ」です。

そして、
こどもは、ママに幸せでいてほしいし、
ママに笑っていてほしいし、
いつもいつも
こころの中に
「ママ」すなわち「あなた」
がいることを忘れないでほしいと思います。

そして、そんなママに
自分の気持ちをわかってほしいし、
共感してほしい。

それだけで、子どもは落ち着くのです。

ベースはいつもそこにあることを
知ってもらいたいな、と思います。

もし、離婚を考えている・離婚を経験した
あなたが

お子さんにどんなふうに声をかけていいのか
わからなくなってしまったら、

ご相談くださいね。
お力になれるかもしれません。

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