ブレラン2049の追記です。

 

レイチェルはCGでした。

他の女優が演じたレイチェルの顔部分を、

CGに張り替えている。

実写と区別が出来ない、

ヒトの顔をCGで表現するには1億ポリゴン以上が必要な筈だ。

175億円の制作費は伊達ではない。

処で、

声も合成かも知れないが、

ラストのキャスティングにはショーン・ヤングの名前が

掲載されていました。。

声のトーンを加工して若返りを計ったのか?

 

フィリップ・K・ディックの原作ではリック・デッカードは厭くまで人間です。

リドリー・スコットの映画版では最後に、

デッカードもレプリカント?

と暗示しているのが、

大いなる違い。

PKDは公開前の試写フィルムに満足していたので、

問題ないかも。

(PKDは映画公開前に亡くなっている)

 

ディックはコアなSFマニアの間では著名な存在だったが、

一般には知られていなかった。

生涯、

生活苦に苦しんだPKD。

 

ブレラン以降、

次々にPKD原作の小説が映画化されたが、

PKDは成功の甘い果実を味わう事無く、

逝った。

その辺りもディックらしいと思う。

 

SF小説が純文学を超えてしまった。

PKDだけだ。