Free
Rico Records
2012-03-27


トニー パボン イ ラ プロテスタ  Indipendiente  1970



今週は、あまり音楽にガツンと来なかったような。確かに宮治ラジオは相変わらずのレコ棚整理のレア物だし、クリス松村は、金子マリ&バッグスバニーかけるし、達郎ラジオも相変わらずの選曲だが、なぜか先週ほどの、インンパクトが。 宮治氏のヴィッキー カーや、ロジャー クックや、達郎のデラム時代のキャット スチーヴンソンなど今でも思い出すほどのインパクトだったから。

そして私のitunesも同様の印象。
欧米に疲れたのか。我が耳が。

でこんな時心地よく響くのがラテン、サルサ。お構いなしの高品質というか、問答無用の完結感。
いいからやれよと言われてるような、地に足の着いたリアリティと、音楽自体の絶対的質の高さと、潔い無意識な自我。かっこいいんだなあ。

で、1970年ピート ロドリゲス楽団出身のトランペッター、トニー パボンが、サルサがレベルミュージックだった熱い時代に作った、プロテスタのインディペンディエンテ。当ブログとも連関した、 Indipendiente  である。
ブーガルーとサルサの間のような、NYならではのファンキーな無茶苦茶かっこいいヴィンテージラテン。
この Indipendienteを収録した、トニー パボンとプロテスタのアルバムタイトルは、Free。
 ジャケは多少ダサいが、燃えているのである。

レアグルーヴ本にも紹介されてたらしいが、私はファニア時代のと含め、トニーパボンをCDで三枚もゲット。
で、初めて知って、幸運にも聴いているという訳。

タイトルのインディペンディエンテ。私もありがちな故あって、現在 フリーのインディペンディエンテでやってるが、まあ大変というよりも必然としての懸命さと、負荷だらけの自由というのがリアルだろうか。
一応客観的となっている勝ち負けの土俵から降りてから、なぜか有限な時間というか命自体への充実感があるのは不思議な気もする。まあ現在が、建前となってるものが、すっかり崩壊してる社会だからかも知れないが。

このトニーパボンのありったけの熱情と、技術と、悦びを湛えたサルサが Indipendiente  なのは、素晴らしい。それは、それが1970年のプエルトリコやニューヨークの一瞬を切り取った真空パックだから?いずれにせよ、この音楽が流れる時間が、素晴らしくカッコイイのは紛れもない真実。

しかしAmazonは、こうしたヴィンテージサルサは、みんな配信で聴けるよう。ラルフ パガーンもそうだった。


で、全くトニー パボンとは関係ないのだが、ここ数日ある曲のメロディが口をついてでてくるのだが、曲も、演奏者も思いだせない。と思ったら、さきほどわがitunesからその曲が。
急いで曲名見ると、ブレンダ ラッセルのIf Only for One night。少しベタなところが、また良い素敵なメロディ。1980年前後の精緻なプロダクションで。

で他4曲も今流れた素敵な曲ばかりで。

ブレンダ ラッセル If Only for One night
ルーファス   Hollywood
クローディア レニア  Sister Angela
ヒートウエイヴ  Mind Blowing Decisions

欧米ばかりだ! 










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